ウィザー日記 改め ホビー日記

徒然と趣味のことを綴る雑書

RQG新規プレイヤーに向けた各カルトの紹介(2)

ライトブリンガーズとは

オーランスを筆頭とする七柱の神々。グローランサ世界がバラバラに砕け、混沌に侵されて破滅しそうになった神話末期に、太陽神イェルムの黄泉帰りを成し遂げることで、世界を修復したとされています。
嵐神オーランス、知識神ランカー・マイ、交易神イサリーズ、治癒と慈愛の女神チャラーナ・アローイ、トリックスターのユールマル、肉体を持つ男、ギーナ・ジャー、この七柱の神々のことを「光持ち帰りし者たち」、すなわちライトブリンガーズと呼びます。

 

▼知識神ランカー・マイ

ランカー・マイは知識の王です。 彼はライトブリンガーズの一人であり、その叙事詩的な探求の間に、彼は古い知識を継承し、発見し、戦いで勝ち取り、時には盗み集めた。
それでも、彼の知識は完全ではなく、彼と彼のカルトは、さらなる知識を渇望している。ランカー・マイの賢者(カルトの司祭)は、お金や奉仕と引き換えに、人々に知識を授ける。

ランカー・マイのカルトは、知識を伝える図書館であり、文字の読み書きなどを教える教育機関でもある。
また、部族の王族に伝える顧問として、過去の判例などを伝える法の伝え手としても知られている。

知識の神の使徒として、マジックアイテムの効果を識別したり、異国の言葉で書かれた書物や石板を翻訳し記憶したり、学者や研究者として役立つルーン魔法を教わる事ができる。
また、真実の暴き手として、物的証拠の過去の歴史を読み解いたり、事件現場の過去の出来事を見聞きしたり、真実のみを答えさせるよう自白を強要したり、審問官として役立つルーン魔法を教わる事ができる。

ドラゴンパスでは識字率は非常に低く、デフォルトの冒険者たちは読み書きができません。文字を読み書きできるということは、オーランス人にとって特別なことであり、魔法にも匹敵するだけの力を秘めている。

 

▼交易神イサリーズ

イサリーズは交易、道路、通信の神であり、ライトブリンガーズの一人である。商人、行商人、隊商、旅行者、使者などがイサリーズを信仰している。
カルトの言語である「交易語」は世界に広く伝えられ、多くの地域で第二言語として使われている。
イサリーズのカルトはオーランス人の文化とは関係なく、世界の文明地で信仰が広められている。

イサリーズのカルトは、商人に融資を行ったり、現金の代わりに決裁で用いる手形の発行など、商業銀行のような機能も果たしている。

商売の神の使徒として、店舗や市場に泥棒が侵入したら警告を発する結界を張ったり、金庫や倉庫に魔法の錠前をかけたり、商売人として役立つルーン魔法を教わる事ができる。
道を旅する者として、街道や道を旅する際に待ち伏せや仕掛けられた罠に気が付く見張りのルーン魔法を教わる事ができる。

交渉技能のうち「商談/Bargain」という技能は、単純な値引き交渉から、争いあう氏族間での停戦条件を探る交渉まで、幅広く使われる技能。イサリーズのカルトは、その取り引きの技を鍛える近道となります。
冒険者であれば、商人以外に貴族や戦士の出身で交渉が得意なキャラクターというのも意外と面白い組み合わせとなります。

 

▼治癒と慈愛の女神チャラーナ・アローイ

この慈悲深い女神は、彼はライトブリンガーズの一人であると同時に、天空神イェルムの家族の一員でもあります。
彼女はすべての病気と傷を癒す方法を知っていて、そして大暗黒の後に死せる太陽と砕けた世界を癒しさえしました。
誰もが彼女の祝福を望んでいるので、彼女の崇拝は世界に広まっています。
彼女は疫病や飢饉の時代にはもっと人気があります。ほとんどの文化的な人々は、チャラーナ・アローイの癒し手を攻撃することに対して強い制限を設けています。

チャラーナ・アローイのカルトは医療施設として、負傷者や病人を治療し、看護している。
様々なカルトで癒しの魔法を教えているが、死者の蘇生を惜しげもなく使えるのは、このカルトだけである。

癒し手として、普通ならば死に至る重傷を即座に癒したり、切断された四肢を再生するなど、癒しののルーン魔法を教わる事ができる。
それだけでなく、有害な毒素を取り除いたり、病気からの回復力を高めたり、死者を蘇生させたり、さらに高度な癒しののルーン魔法を教わる事ができる。

ただし、カルトのメンバーは知的な生き物を傷つけたり、不必要に生物に苦痛を与えたりすることが禁じられるため、どちらかというとゲームマスターが管理するNPCとしての登場が多くなるだろう。

 

トリックスターのユールマル

ユールマルは多くの名前と多くの姿をしています。 彼は嘘つき、変身者、ジョーカー、殺人犯、無実の犠牲者、貪欲な大食主、通常は皮肉屋で利己的ですが、時には感動的に寛大です。
彼は矛盾する存在であり、平時は信用できない厄介者であり、予想外の出来事で仲間を救う者、彼もライトブリンガーズの一人です。
彼の崇拝者は悪戯に貪欲で、あらゆる点で利己的です。大抵は放浪者、酔っ払い、狂人、暴行漢、泥棒です。

ユーマルのカルトはゲームシステム的にはカルトという枠組みを用いますが、組織としては存在しません。
強いて言うならば、ユールマルの信徒は、それぞれがひとつのサブカルトのようなものです。

非常に特殊なルーン魔法を修得しています。
血を流すことなく首を切り離し周囲の者を驚かせたり、くだらない冗談なのに聞くものすべてを耐えがたき大爆笑に巻き込んだり、牛や羊を一頭まるまる生きたまま呑み込んだり、切りかかってきた相手の剣をバラバラに分解したり、普通ならば信じるわけが絶対ない嘘を信じさせたり、人ではないカラスや汚れたシャツに変身したり、途方もない大きな幻覚を生み出したり、・・・

ドラゴンパスにおいてトリックスターは、予測不能な狂気の魔法使いであり、無法者と見なされています。
ただし、オーランス神がユールマル神を従えたように、オーランス信徒に個人的な忠誠を誓うことがあります。この場合、そのオーランス信徒は「あたかもそれが私自身である」かのように、トリックスターに対して全責任を負うことになります。トリックスターが何か悪いことを行えば、全ての償いと弁済に対する責任があります。その上で、そのオーランス信徒はトリックスターを自由に罰することができます。

このような特殊な設定がてんこ盛りのカルトとなるため、冒険者として選択する場合は、ゲームマスターおよび同卓の他プレイヤーと事前に相談して、全面的な了解が得られたときの選択肢とすることをお勧めします。