ウィザー日記 改め ホビー日記

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グローランサの魔法_ルーン魔法を知る

RQGの基本ルールに掲載されている魔法体系は「精霊魔法」、「ルーン魔法」、「魔道」の3種類です。
ルーンクエスト4版では「ルーン魔法」は、邦訳3版では「神性魔法」と呼ばれていましたが、細かなシステムが変更されているので整理しておきたいと思います。

 

落雷のルーン魔法 (Image Creat by Bing)

ルーン魔法とは?実践者はどんな集団?

「ルーン魔法/Rune Magic」はルーン・カルトの入信者やルーンマスターによって実践される神々の御業の再現です。
神々は「大いなる盟約」によって現世への介入を大きく制限されていますが、信徒たちはその力をルーン魔法として呼び出すことができます。
ルーン魔法が使われるとき、現世に神々が現れていると考えられています。

 

ルーン魔法を実践するためのルール要素

ルーン魔法を実践するためには以下のルール的な要素が必要となります

ルーンとの親和性:グローランサに存在するものは、例外なくルーンの影響を受けています。ルーン魔法はルーンの発現そのものであり、ルーンとの親和性が高ければ、それだけ発動しやすくなります。具体的には「死に関するルーン魔法」を発現させるためには〈死のルーンとの親和性〉の特性値判定が求められます。

ルーンポイント:ルーン・カルトに入信した者は、そのカルトの秘伝としてのルーン魔法に通じることになります。秘伝に従って【POW/精神力】を永久的に捧げることで、ルーンポイントと呼ばれるエネルギーを蓄積することができます。ルーン魔法を発動する消費リソースとしてルーンポイントを消費しますが、礼拝儀式を通じて神格を崇めることで回復することができます。セッション中に回復することは期待できませんが、次の冒険までには回復している、という感覚です。

 

ルーン魔法は強いの?

はい、強いです。
…わかり切っているのですが、一般論として特徴は以下の通りです。

戦闘中でも滅茶苦茶早く発動する:ルーン魔法の発動の為に呪文詠唱や身振り手振りは必須ではありません、ただ心の中でルーンを想起するだけです。戦闘ラウンドの1ストライクランクに発動します。

発動率の期待値は高い:たいていの冒険者はキャラクター作成直後でも、最も高いルーン親和性が75~95%程度あります。他の魔法体系と比べると概ね高い発動率となります。

射程距離も長い:精霊魔法の射程50メートルに対して、ルーン魔法は160メートルです。コンポジット・ボウの射程単位が100メートルと比較しても、遠隔型のルーン魔法は射程面でも優位に立てます。

基本的に効果が強め:ゲームデザイン的には精霊魔法が通常技、ルーン魔法が超必殺技みたいな感覚です。抵抗ロールさえ通れば一発即死させる《霊魂放逐/Sever Spirit》、死者をよみがえらせる《蘇生/Resurrect》、抵抗ロール無しで問答無用でダメージを与える《落雷/Thunderbolt》などなど、派手な魔法はたいていルーン魔法です。

欠点はあまりありませんが、強いて言うならば、「ルーンカルトごとに教えているルーン魔法は様々」であり「所属しているカルトで教えていないルーン魔法は使えない」ということでしょうか。《霊魂放逐》と《蘇生》と《落雷》をひとりで全部使えるキャラクターは、普通は作れません。

 

ルーン魔法を修得する方法は?

一般ルーン魔法の修得:入信者はカルトで教えている一般ルーン魔法を全て修得しています。一般ルーン魔法は、便利で様々な場面ごとに役立つものが揃っており、冒険者は無償でそれらを修得しているものと見なされます。

特殊ルーン魔法の修得:【POW/精神力】を捧げてルーンポイントを獲得する際、カルトで教えている特殊ルーン魔法を1種類修得することが可能です。
カルトに特別な奉仕をしたり、カルトに相応の寄付をしたりすることでも追加修得の機会が得られます。

ルーンマスター用のルーン魔法の修得:ルーンプリーストやルーンロードなど、カルトで特別な地位にある者たちは、入信者には教えられない特別なルーン魔法を教わる機会がある。