西方人の衣食住 - ウィザー日記改めホビー日記

セシュネラでは各カーストおよびその亜カーストごとに特有の衣服が定められており、ロカール派の魔道司祭によって厳しく規制されています。
男性も女性も、腰に布を巻き付けるのが基本的な服装です。
労働階級ではさらにベスト、チュニック、またはブラウスを着用することもあります。寒冷地（例：フロネラなど）では外套（クローク）を着用します。
布の種類や品質はカーストの階級によって異なります。
一般に貴族は労働者よりも衣服が少なく、貴族はスカートのみを身に着けることが多いのに対し、労働者はより多くの衣服を身に着ける傾向があります。これは、労働者がより「肉体的に不完全」と見なされているためです。

貴族は装飾品で競い合い、上質なリネンや綿を好みますが、最も珍重されるのは東方からの絹です。特異な装飾品（例：パマールテラやプラックス産のダチョウの羽）や金銀の刺繍も、富裕層の間では人気があります。
黄色は最も好まれる色です。
男女ともに宝飾品を身に着け、長髪にし、香水を使用します。統治者は金の冠をかぶり、冠の高さが権威の象徴となります。

兵士は戦闘に適した服装を身に着け、戦士団ごとに異なる制服を持ちますが、赤色が好まれる傾向があります。兵士階級の者は常に武器を携帯し、寝る時も武器をそばに置くことが義務付けられています。
女性の兵士は特徴的な湾曲した短剣を身に着けることが多いです。
戦闘時には胴鎧、脛当て（グリーヴ）、盾、兜を装備します。
髭は珍しいものの、一部の戦士団は立派な口髭を生やしています。また、一部の戦士団では頭を部分的または完全に剃る習慣があります。

労働者は最低限、腰布（ふんどし）、外套、袖なしの上着を着用し、職業に応じた工具を携帯します。女性はシンプルなストレートスカートを着用します。
布地の種類や色、デザインは亜カーストによって異なります。農民は素朴な手織りのリネンを着用し、粗く未染色の灰色や茶色が一般的です。より裕福な都市住民（特に商人や職人の亜カースト）は上質な布を好み、自分の亜カーストで許可されている色に染めます（黄色、青、赤は厳禁）。

多くの都市は巨大な城壁と門に囲まれていますが、セシュネラではST.1470年の「溝掘り人の反乱（Ditchers Rebellion）」以降、防御機能が大幅に低下し、現在では盗賊や賊からの保護、および通行税の徴収が主な目的となっています。
同様に、ロスカルムの都市要塞も「シンディック封鎖」による長期の平和の影響で老朽化しています。
都市は格子状の区画（グリッド）を基盤として建設されています。主要な通りは真っ直ぐに伸び、石畳で舗装されています。また、整備された排水システムが設けられています。
しかし、主要道路から外れると狭く、不衛生で暗い曲がりくねった路地があり、これが貧しい住居への通路として機能しています。
都市は明確に定義された地区に分けられ、それぞれの地区には特定のカーストや亜カーストが居住しています。
重要な町には職人や商業地区が設けられ、居住区と店舗が一体化しています。
都市住宅は石とモルタルで建設され、複数階建ての構造を持ち、街に面した外壁は白く塗られることが一般的です。
市の中央には市場があり、農産物や職人の製品が売られるほか、中心部には統治者の宮殿と「見えざる神」の教会が置かれています。

西方貴族は戦闘技能を競い合う事に強い関心を持ち、競技会は個々の貴族が自らの力量を披露する場となっています。
競技には以下のような種類があります。
集団戦：重装甲をまとった貴族の集団が互いに突撃し合う競技。
個人戦：特に人気があるのは、ボクシングとレスリングが融合した残酷な格闘競技。
危険動物や異種モンスターとの戦い：特にライオンとの対決が人気です。
カースト制が厳格な地域では、競技者はカーストごとに分けられ、参加は完全に自発的とされています。
ロスカルムでは、戦闘競技会は、主に運動競技や知的競技に置き換えられています。
運動競技：ボクシング、レスリング、競走、跳躍、馬術など。
知的競技：論理、詩作、音楽など。