ウィザー日記 改め ホビー日記

徒然と趣味のことを綴る雑書

【人名】アーカット

 

概要

・光の邪神ナイサロールを倒し、暗黒帝国を創設した太古の大英雄
・ブリソスの兵士、フレストルの騎士、フマクト教団のルーン王、ゾラーク・ゾラーンの死の王、暗黒帝国の皇帝、と幾つもの教団を渡り歩き、ヒーロークエストの秘密を体系化するに至った
・宿敵であるナイサロール=グバーシを倒すため、最後は人間であることを捨ててトロウルに生まれ変わることを選んだ
・アーカットの残した体系化された神秘学的な知識は、後に悪用乱用されて世界を破滅させかけたため、アーカットの残した知識は禁忌とされることも多い

400ST頃
ブリソスの兵士として

・ブリソスの森でエルフに育てられる
・ブリソスのホーラル階級(兵士階級)に加わる
・アロラニート植民地への遠征に従軍
・ナイサロールの存在と自分の運命について悟る
・ブリソスを出奔し、フレストルの騎士となる

十字軍の騎士として

・セシュネラに拠点を構え、十字軍を率いてタニソールの吸血王と戦う
・十字軍の儀式を乱用、破門される
・ラリオスへと進軍して戦争を継続
・バリッドの森のエルフやフマクト信者と結んでテルモリ族を破る
・ラリオスからドラストールを結ぶカートリン峠の攻略に着手
ファランギオによって殺され、バラバラにされて冥界に送られる

冥界よりの復活

・422年、英雄ハルマストによって冥界から救われ復活
・フマクト教団に加わる
・ロカマヤドンに圧伏されていたドラゴニュート族やトロウル族、ヒョルトランド人が彼の軍勢に加わる
・ケロフィネラを開放
・ スネイクパイプの混沌の群れ、ファランギオ率いるダラ・ハッパ軍を破砕
・トロウル族の混沌に対する力を知る

トロウルへの変貌

・448年、真のウズとして生まれ変わり、トロウルの軍勢を率いる
・人間族を裏切った者と恐れられるが、グバージへの憎悪や、アーカットへの忠誠心から、人間族の同盟者は戦争を継続した
・最後はドラストールに攻め入り、グバージと一騎打ちを行った
・一般的にはグバージを倒したとされているが、グバージがアーカットに成り代わったとする伝承もある


暗黒帝国の皇帝へ

・アーカットはそれまでの占領地の多くを神の王として支配し、その一部は反逆して独立した旗を掲げた。
・戦争の後人間に戻ったとも、女王種トロウルの皇帝たちを生んだとも言われる。
・ アーカットの死は確認されておらず、異界に居場所を築いて隠遁したと伝えられている。
・神知者の手でもその居場所は暴かれなかったらしい

 

所属

・アーカットはいくつもの組織や教団に加わり、それらから神秘学的・魔術的な知識を学び取った。
・アーカットの後継者たちは様々

アエオル派教会

アーカットの教えを受けて魔道を学んだヒョルトランドの魔道師アエオルが創立した教団。アエオルはオーランスを魔道の源とする霊感を得た。

暗黒アーカット派

アーカットの暗黒帝国は第二期に滅ぼされたが、その残党はセシュネラから世界の各地へと逃れたと言われている。聖王国の“黒きアーカットの館”などが知られている。
啓発やヒーロークエストの秘密を受け継いでいると噂されている。

ゾラーク・アーカット派

一部のトロウルたちは魔道をもたらす者としてアーカットを崇拝している。
グーハンとハリキーヴのトロウル社会で魔道を実践する者たちが所属している。

 

活躍時代

グローランサの歴史上で第一期と呼ばれる時代に活躍
・彼がグバージを退治したことで第一期は終わり、帝国の時代と呼ばれる第二期を迎えることになる

 

雑記メモ

・アーカットは人類を裏切った罪人であり、世界を救った英雄であり、現在も評価が分かれる存在
・神知者たちはアーカット寺院から神秘学の知識を略奪し、神々を従属させて世界を書き換える無謀な実験を取り行った。赤の女神の再誕の儀式にも、アーカットが残した神秘学的な知識が関係しているという
・アーカット自身は「啓発」されていたと思われる。また、暗黒アーカット派とゾラーク・アーカット派には、「啓発」状態に崇拝者を導く秘伝が伝えられているらしい
・シナリオネタとしては「啓発」「ヒーロークエスト」「魔道」に関わるものに絡められる便利な存在