ウィザー日記 改め ホビー日記

徒然と趣味のことを綴る雑書

PathFinderRPGレビュー クラス編/ローグ

最大の変更点は罠探しのクラス特徴。これまではローグでなければ難易度20以上の罠の発見・解除ができなかったが、変更により誰もができるようになり、ローグは判定にボーナスを得ることになった。
ある意味パーティに必ずローグが必須だった構成が緩和されたことになります。


急所攻撃/Sneak Atack:挟撃しているか足すくみでアーマークラスへDEXボーナスを得られない対象の弱点を攻撃する。どのような敵が無効化してくるかは記載無し、モンスター側のデータ翻訳が必要。

罠探し/Trapfinding:罠を探す〈知覚〉技能判定と解除する〈装置無力化〉技能判定に、ローグレベルの半分に等しいボーナス(最低+1)。また、魔法的な罠も〈装置無力化〉で解除可能。もはやローグでなければ罠を発見できないという縛りは無くなった。

身かわし/Evasion(変則):反応STによってダメージ半減できる効果に対して、ST成功すればダメージを無効化できる。軽装または鎧無しが条件。

ローグの異才/Rogue Talents:2レベル以降、偶数レベルにおいて様々な能力を得ていく。同じタレントを選択は不可。なお、急所攻撃に適用されるタレントは一度に1種類だけであり、攻撃ロール前に宣言。
出血攻撃/Bleeding Attack (変則);生きているクリーチャーへの急所攻撃が条件。出血により持続的にダメージを与える。急所攻撃のダイス毎に1点。これはDC15の〈治療〉判定か、HPを回復する呪文効果を受けるまで続く。複数の出血攻撃が命中しても、効果は最も高いものだけが摘要される。
戦闘の技巧/Combat Trick:;コンバット特技を1個修得する。
高速潜伏/Fast Stealth (変則);〈隠密〉判定にペナルティを受けることなく、通常の速度で移動が可能。
悪漢妙技/Finesse Rogue;《武器の妙技》特技を修得する。
岩棚走者Ledge Walker (変則);〈曲芸〉判定にペナルティを受けることなく、狭い場所を通常の速度で移動が可能。また、このその際に足すくみとは見なされなくなる。
下級魔法/Minor Magic (擬呪);ウィザード系の0レベル呪文リストから1つ、擬似呪文能力として修得。術者レベルはローグレベル、1日に3回発動できる。DCへはINTを修正値として摘要する。
上級魔法/Major Magic (擬呪);前提条件としてMinor Magic。ウィザード系の1レベル呪文リストから1つ、擬似呪文能力として修得。術者レベルはローグレベル、1日に2回発動できる。DCへはINTを修正値として摘要する。
高速解除/Quick Disable (変則);〈装置無効化〉に要する時間が通常の半分になる(最低1R)。
死んでたまるか/Resiliency (変則);1日に1回、ローグレベルに等しい一時HPを得る。HPが0以下に低下した時に割込アクションで発動でき、1分間持続する。
這い寄る者/Rogue Crawl (変則);転倒していても移動速度1/2で移動できる。移動は通常通り機会攻撃を誘発する。また、転倒状態でも5ftステップが可能。
機会封じ/Slow Reactions (変則):急所攻撃でダメージを受けた対象は、1ラウンドは機会攻撃をすることができなくなる。
瞬間倒立/Stand Up (変則): フリーアクションで転倒状態から立ち上がれる。ただし、通常通りに機会攻撃は誘発する。
奇襲/Surprise Attacks (変則): 奇襲ラウンドでは、必ず対象は足すくみとなる(直感回避があったとしても)。
罠感知者/Trap Spotter (変則): 罠の10ft以内に近づいたら、自動的に〈知覚〉技能判定でそれを発見できる(DMが密かに技能処理する)
武器訓練/Weapon Training: 《武器熟練》特技を得る。

罠感知/Trap Sense(変則):罠からの攻撃に対して、ACと反応STに回避ボーナスを得る。

直感回避/Uncanny Dodge(変則):立ちすくみ状態でもACへのDEXボーナスを失わない。

直感回避強化/Improved Uncanny Dodge(変則):挟撃されなくなる。4レベル以上高いローグにはこの能力は通じない。

さらなるローグの異才/Advanced Talents: 10レベル以後は下記のリストからも選択可能。
弱体化打撃/Crippling Strike (変則): この能力を持つローグの急所攻撃は正確無比であり、打撃を受けた敵の動きを鈍らせ弱体化させることができる。急所攻撃によりダメージを受けた敵は、さらに2ポイントのSTRダメージを受ける。
打撃のいなし/Defensive Roll (変則): 一日に一回、魔法を除く直接的な戦闘での武器ダメージを受けてHPが0以下になる場合に、そのダメージの値を目標値とした反応STを行い、成功すればダメージを半減させることができる。
魔法破り/Dispelling Attack (Su): 前提条件として上級魔法/Major Magicが必要。急所攻撃によりダメージを受けた対象は、ディスペルマジックとして最も呪文レベルの低い呪文を解除される可能性がある。判定の際は、術者レベルはローグレベルに等しい。
身かわし強化/Improved Evasion (変則): この能力は反応STに失敗してもダメージ半減となる点を除き、身かわしと同様に機能する。
追い討ち/Opportunist (変則): ローグは1ラウンドに1回、敵が他のキャラクターからの近接攻撃だダメージを受けたなら、その敵に対して機会攻撃を行うことができる。これは普通に機会攻撃の回数を消費する。《迎え討ち》の特技を持っていても、1ラウンドに2回は行えない。
技能体得/Skill Mastery: ローグは特定の技能の使用に関して揺ぎ無い自信を持つに至り、不利な状況でも確実に技能を使うことができる。獲得したときに3+INT修正の数に等しい技能を選択する。緊迫した状態や気が散る状態でも技能判定で出目10を選択できる。このローグの異才は複数回修得が可能で、さらに幅広い技能が対象となる。
心術破り/Slippery Mind (変則): この能力により、ローグは魔法的効果による支配や強制力から逃れることができる。心術の呪文や効果の作用を受け、ST判定に失敗した場合、1ラウンド後に同じ難易度で再度ST判定を行える。これに失敗したら諦めろ。
特技/Feat : 特技を代わりに修得

Master Strike(変則):20レベル時、急所攻撃で相手を即死・麻痺(2d6ラウンド)・睡眠(1d4時間)にいずれかにできるようになる。頑健STの余地アリ。