ウィザー日記 改め ホビー日記

徒然と趣味のことを綴る雑書

サイオニックとスペル

従来のスペルキャスターに対して、後発のサイオニックマニフェスターもデータ充足により実用的なレベルになってきた。

スペルキャスターの優位点
膨大な呪文のレパートリー
 PHB、PHB2、呪文大辞典、そして追加され続ける各種サプリメントにより、継続的に新しい呪文が追加される。このレパートリー量はサイオニックパワーの数倍であり、必然的に対応可能な状況が増える。呪文の組み合わせから生み出されるコンボ数も非常に多彩。
 サイオニックパワーは種類の絶対数が少なく、痒いところに手が届くようなパワーは少ない。1レベル時点ではHPの回復手段が殆ど無い、というのもサイオニックマニフェスターには大きなデメリット。

費用対効果の良い補助リソース
 ワンドやポーション、スタッフ等は非常に費用対効果に優れる補助リソースであり、一日に使用できる呪文数に限りのあるスペルキャスターにとっては心強いものばかり。サイオニック版のタトゥ、ドルジェ、サイクラウンは価格的に割高になりがちである。
 特筆すぺきはパール・オヴ・パワーによる低レベル呪文の再充足が容易に出来ること。低レベル呪文は即効アクションで起動できる便利なものが追加されたため、これは大きなアドバンテージになる。サイオニック版の場合は、使用したパール・オヴ・パワーは自動充電されず、本人のPPを消費して充電する必要がある。

サイオニックマニフェスターの優位点
瞬間的な火力
 費やせるPPを最大まで次ぎ込んだ場合、スペルよりもパワーの方が高い効果を期待できる。特に能力値へのダメージ、ディスペル効果はスペルよりも強力になりがち。

豊富な即効・割込
 比率としては即効アクションや割り込みアクションで発現できるパワーが多い。これは敵の無茶な攻撃を凌ぐことを可能とする。対してスペルの方は事前に持続時間を延長して対策スペルで防御を固めるタイプであり、入念な準備をすれば優劣はそれほど無い。