ウィザー日記 改め ホビー日記

徒然と趣味のことを綴る雑書

【RQG】セッション記録2、1617年/火の季/オールマース氏族

【00】1617年 火の季の日常

乾燥した晴れの日が続くようになり、夏至に向けて日の出ている時間が長くなる。
麦の生育は自然と魔法の力に任せ、この時期の農夫たちはやることが少なくなる。
時間を持て余した男たちが、何かと揉め事を起こすことが多い季節である。

 

【01】となり氏族からの贈り物

・隣接する友好氏族、アーナールドリ氏族から、オールマース氏族の族長ゴーダンガーに贈り物が届けられる。
・アーナールドリ氏族の長“エスタヴォスの息子”バラントスの妻はゴーダンガーの妹であり、義理の兄弟の関係
オーランス人の慣習として互いに価値あるものを贈り合い、信頼や友好を目に見える形にすることで、氏族同士の繋がりを強めることが狙い
・今回は「身に付けた者のかいなちから(腕力)を高める腕輪」と「身に付けた者の魅力を引き出す髪飾り」が、それぞれ「氏族の今後を担う、強き男と、良き女へ」という言葉が添えて贈られた
・氏族の長ゴーダンガーはその言葉の思いをくんで、氏族の若者たち、具体的にはルーンプリーストではない成人男性と成人女性に下賜することを宣言

※データ的に言ってしまうと、《筋力》の精霊呪文を封じた呪付アイテムと、《魅力》の精霊呪文を封じた呪付アイテム

・女衆は「良き女」を決めるため、新作となる織物を競い合うことになり、次の季節までそれぞれが〈製作/織物〉で良い作品作りに精を出す
・一方、男衆は・・・単純に「強き男」を決めるため、相撲大会を行うことになり…

古式相撲大会

拳、蹴り、頭突き、組み付き、といった肉体だけでぶつかり合う

・雄弁、威嚇、など交渉系技能1種類を用いパフォーマンス
・【STR】【SIZ】【DEX】【CON】から2種類選択して能力値×5倍判定
・拳、蹴り、頭突き、組み付き、回避から2種類選択して技能判定
⇒戦士ケンストレルが素晴らしい結果を示して優勝

 

 

【02】理解不能ドラゴニュート現る

氏族の領地内でドラゴニュートが目撃される

氏族の領地内にある「ドラゴニュートの石柱」の前で、ドラゴニュートたちを目撃したと牧夫が知らせに来る。
地面に奇妙な陣を描き、不可解な祈祷を始めた、との事。
氏族の者たちも対応をどうするか議論は空転する

本質的にドラゴニュートたちは「普通の人間たち」には理解不能な存在のため、放棄すべきか、強制退去させるか、決断を下すことは難しい。

そこで冒険者たちは直接見てくる、と現場に向かうことに。

 

理解不能な儀式

氏族領内の山地のふもとに到着する一行。
石柱の前で祈祷を続ける「尾を持つ司祭ドラゴニュート」が一人。
司祭の周囲でスリングを片手に警戒する「小柄な斥候ドラゴニュート」が五人。
石柱から少し離れた位置でデミバードに騎乗した「大柄な戦士ドラゴニュート」が二人。

遠くから呼びかけるが反応は無いが、近づくと臨戦態勢で威嚇射撃を受ける始末。
平和裏に退去してもらうとか、何のための祈祷儀式かを知る術がないため、強制退去を執行することに。

狩人ダシリカは弓矢で次々と斥候ドラゴニュートを仕留める。
エルマランティは遊撃兵としてダシリカに近づく敵を足止め。
重装騎兵ケンストレルは騎乗槍を用いた突撃で、戦士ドラゴニュートを次々と撃破。
周囲の戦闘にも意識を向けることが無かった司祭ドラゴニュートも討ち果たす。

ドラゴニュートとの遭遇を終えたあと、氏族のもとに戻って報告。
何事だったのだろう、と真相がわからず数日が経過したあと、次なる騒動が起こる

 

【03】巨大な恐竜現れる

隣氏族から報せが入る。
部族の領地に「奇妙な恐竜」が侵入したとのこと。
巨大(SIZ40+)な体躯で畑を踏み荒らし、集落の柵砦を破壊し、羊や牛など家畜も殺して喰らう
歩みは遅いが、非常に分厚い鎧のような皮膚は頑丈で、矢はまるで効かなかった
隣氏族に被害をもたらし、そのままオールマース氏族の領内に向かっているとのこと。

氏族に被害をもたらす前に撃退せねば、と氏族は再び議論を始めます

先日のドラゴニュートの儀式が関係しているかは不明ですが、一行は「まず自分たちの目で確認しよう」と出立します

恐竜の目撃者

氏族領地の外れに向かう一行は、恐竜ではなく異邦人の一行を目撃します。

《遠視》でズーム拡大して観察したところ、金目馬に乗ったグレイズランド人の小集団一行は近づいて会話しようと試みますが、相手は接触を拒むように馬を駆けさせます

騎乗達者なグレイズランド人に何度も逃げられますが、追跡の達人ダシリカは痕跡を見つけて追いつく、というチェイスが何度か繰り返され、グレイズランド人たちは根負け

双方の腕前をたたえ合い、焚火を囲んで自己紹介と情報交換へ

“青きタカの目”は語る

グレイズランド人の若者たちのリーダーは“青きタカの目”と名乗り、狩人ダシリカの追跡術の巧みさを褒めたたえます。狩人ダシリカは“青きタカの目”たちの金目馬の速さと、馬術の巧みさを褒めたたえ、返礼とします。

グレイズランドの若者たちから知ることが出来たことは…

・彼らは部族の戦士として認められるため、遍歴の修行中の身であり、実力を示し名を上げようとしている
・コリマー部族の領地そばで休息していたところ、岩山の崖にあった“卵状の巨岩”が突然割れて、紫色の恐竜が生まれ出た
・身体的特徴からアンキロサウルスと推測
・倒してトロフィとして持ち帰れば名をあげれると思い、倒そうとした
・追い立てているうちに、コリマー部族の領土に踏み入っていた様子
・矢が尽きるまで皆で戦ったが、ほとんどの矢は弾かれた
・渾身の一撃が厚い皮膚を貫いたこともあったが、恐竜が治癒の魔法を使ったため、倒すには至らなかった
・矢を作ってから再挑戦しようと考えていたところ、冒険者たちと遭遇した
・矢が尽きていたため、やっかいごとを避けるため冒険者たちを振り切ろうとした

プレイヤーの雑談タイム

グローランサ世界の冒険者たちは知りえない背景情報は非常に多いものの、プレイヤーたちは別物。背景世界グローランサの様々な設定について雑談も盛り上がります

ドラゴニュートの転生の秘密について
・転生を失敗して恐竜になるもの
・種族としての恐竜と、転生個体としての恐竜の違い

 

【04】氏族の館に帰還

グレイズランド人を客人としてもてなす

情報交換を終えた冒険者たち
立ち去ろうとするグレイズランド人たちに対して、オールマース氏族のオールドマン村へ客人として来るならば、矢や食料などを売ろうと提案。有効打にはなりにくくても、矢を補充すればいざというときに対恐竜の戦力になるかも、という打算もあった様子。

想定シナリオの流れとは異なりましたが、シナリオの次フェイズとして追加情報を出すのに良いタイミングだったので、オールドマン村へと帰還します

 

招かざる客人の名は“赤の”アガカストクス

村に戻った一行は、クリアワイン砦にルナー帝国の騎兵隊がやってきて、カングハール王の客人として逗留している、という話を聞かされます

・都市ジョンスタウンに駐留している「アローストーン騎兵隊」が予告も無くやってきた
・騎兵隊を率いている“赤の”アガカストクスはオラーヤ太守領出身の、狩猟ゲームと美食を愛する貴族だという
・自分のために専属料理人を連れているほどの食道楽
・今回はコリマー部族の領内で狩猟ゲームを行うため手勢を引き連れてきたが、「紫色のアンキロサウルス」の出現を耳にし、かなり関心を高めているという
・今のところカングハール王がクリアワイン砦で歓待しているが、物珍しさから恐竜狩りをやりかねない
・恐竜がもたらす被害より、“赤の”アガカストクスの狩猟ゲームで周囲に与える被害の方が多いかもしれない…

 

【05】恐竜狩り

恐竜を倒すためコネを頼る

目撃情報の得られた情報を元に、一行は恐竜アンキロサウルスのHPとアーマー値を試算。現状の攻撃力では容易に倒せない、という事実を受け入れる。

・作戦1:重装騎兵のランス突撃を繰り返す
・作戦2:エルマランティの魔道呪文《麻痺》で倒す
・作戦3:その他の手段で何とか倒す

氏族の長、オーランス教団の司祭、師匠たちに作戦3のための助力を請う一行。
それぞれが〈忠誠:オールマース氏族〉、〈忠誠:オーランス寺院〉、〈忠誠:師匠ニーチェ〉のパッション判定で助力が得られるか決定。
エルマランティは師匠から「マジックポイントを蓄える護符」を、狩人ダシリカは「《雷石祝福2》によって創られた雷石を3個」を借りることに成功。

作戦1は最後の手段とし、作戦2をまず試し、作戦3として雷石でMP削り気絶させるを次善策とすることになりました。

 

恐竜に踏み殺されそうな人を救え

氏族の村を出た一行は、恐竜の目撃情報から進路を想定し、迎え討てる場所を考えて移動を始めます。

しばしの移動の後、用意されていたイベントが発生

・遠くから聞こえる少女の叫び声
・畑でギックリ腰で倒れた男性、遠くから助けを求めて叫ぶ少女
・ゆっくりと、しかし確実に男性を進路上に据えて走る恐竜

事前に移動速度から距離を試算しておいたので、「エルマランティが《麻痺》呪文を強度操作して唱える」「騎乗した乗り手が恐竜を追い越し、男性を進路から引きずり出す」「上記の行動が失敗していたら恐竜が男性を蹂躙」というもの

 

・エルマランティの魔道呪文は発動失敗!
・重装騎兵ケンストレルのランス突撃は貫通効果を出したもののダメージは数点
・狩人ダシリカはなんとか落馬せずに男性まで駆け寄り、進路から突き飛ばして保護
・進路上に残ったダシリカに恐竜が棍棒状の尾で攻撃、ダシリカはギリギリ〈回避〉

 

初手での無力化に失敗しましたが、気を取り直してもう一度挑戦。
エルマランティが師匠から護符を借りていたので、もう一度試みるマジックポイントがあったので、再度の《麻痺》に賭けることにした様子。

恐竜が魔道呪文の射程から出てしまうと作戦失敗となるため、ケンストレルは騎乗しながらヒット&ウェイで牽制。ダシリカは作成失敗したときに備えて、雷石を片手に見守ります

数ラウンドの時間稼ぎを無事成し遂げ、今度こそ《麻痺》が発動。
頭部を麻痺させることに成功し、恐竜は短時間ですが無力化されることに。

ケンストレルが大きな剣を何度も振るい、恐竜は止めをさされて絶命

【06】恐竜殺しの勇士たち

シナリオのメインパートを終えたので、あとは後日談を決めて、各キャラクターたちの成虫処理へ

・“赤の”アガカストクスは、珍しい恐竜を狩猟ゲームで狩れなかったことは残念と不満を漏らすが、恐竜の肉を宴に饗したことには満足する
・ちなみに、恐竜の肉はお口に合わなかったらしく、一口食べただけで満足の御様子
・仕留めた恐竜の頭と尾はトロフィとしてオールドマン村の氏族長の館に飾られること