【00】1617年 地の季の日常
一年を通じて最も降雨の日が少なくなる季節。
冬ごもりに備えて、干し草作りや、麦の刈り入れ、家畜の屠殺などが行われる。
畑を荒らす動物を狩ったりし、それぞれの職業に応じて日常を過ごしていた。
【01】恐竜殺しへ挑む者
知名度が10点を越えた頃合いなので、氏族や部族において注目を集めるようなった冒険者たち。
特に「恐竜殺し」はインパクトのある二つ名なので、その証拠となるトロフィを実際に見るため、オールドマン村に立ち寄る者も。
クリアワイン砦に立ち寄っていたレッドカウ氏族の戦士ガルバルディもその一人。
「恐竜といっても所詮は獣、本当にすごいことだったのかね?」と面と向かって挑発を受ける。
相手も名を上げようとしている若い戦士であり、決闘相手を探していた様子。
〈名誉〉パッションを持っているキャラクターのロールプレイとしては
・舐められると自分だけではなく氏族など身内も舐められるよ
・舐められたときに反論しないと、他にも舐めた態度を引き起こすよ
・互角な腕前の戦士に決闘挑まれて逃げた場合、臆病者として罵られるよ
などと多くのデメリットを伝えたうえで、それでも平和主義者として寛大な態度を示すかプレイヤーに問います
戦士ケンストレルが挑発に対して発言撤回させるため、一対一の決闘を挑みます
いろいろと決闘の作法とか確認した上で、相手を降参させるための勝負が始まりますが…
戦士ケンストレル:グレートソードの攻撃が効果的成功、腹部に斬撃を叩き込みます
NPC戦士バルバルディ:盾受けがファンブル、受けに用いた武器が破壊されます
はい、一瞬で勝負がつきました。
傍目には「グレートソードの強烈な一撃が盾を粉砕し、そのまま相手を一撃で戦闘不能に追いやった」とド派手な結果
【02】レッドカウ砦へ
負傷したガルバルディを治療すると、相手は素直に敗北を認め、挑発の言葉を撤回。
さらに、決闘に敗れたのでなんでも頼みを聞くと潔さを示します。
この時点で何か頼むような困りごともなかったため、「いつかレッドカウ砦に寄ったときに酒を奢ってくれれば良いさ」と寛大な対応で終わらせようとするケンストレル。
シナリオの展開を読んだ良い発現、ありがとうございます。
氏族長ゴーダンガー:「ならばちょうどよい。レッドカウ砦に使者を出そうと考えていたところなので、ケンストレルたちに行ってもらうとしよう」
冒険者一同:えー、なんでーw
・シンシナ部族のレッドカウ氏族と、コリマー部族のオールマース氏族、部族は違うが同盟を結んでいる関係
・他部族との戦争や紛争において、停戦の仲介役や援軍として協力してくれる同盟者の有無は大切な要素
・レッドカウ氏族はシンシナ部族に属しており、ルナー帝国からの協力を受けながら人狼テルモリ族※と戦っている
・オールマース氏族としては、レッドカウ氏族が今後も頼りになる同盟者となりそうか、氏族内の情勢を探りたい
危険な旅路?
さらっとランダム遭遇表を振らせるゲームマスター
・ターンディサイの森の中、13メートル級の巨人を発見。暴走しそうな馬の制御に辛うじて成功し、なんとかやりすごす
・王の街道で商人たちとすれ違い、シンシナ部族やレッドカウ氏族について情報収集
・レッドカウ砦への脇道でルナー巡回偵察隊と遭遇。レッドカウ砦住人のガルバルディが同行して身元保証していたので、トラブルにはならず形式的な尋問のみで解放
シンシナ部族について知りえた情報
途中の宿泊先となったブルーベリー氏族の農園でのうわさ話や、ガルバルディとの会話で以下のような情報を冒険者たちは得ます
・シンシナ部族のイヴァルタ女王は人狼テルモリ族を強く憎悪している
・シンシナ部族では女王は居城を持たず、季節ごとに逗留する氏族を変えている
・ルナー帝国の地方軍が駐留はしているが、イヴァルタ女王はテルモリ族と戦うため必要なことであれば、帝国の命令も無視するしたたかさを見せている
・レッドカウ砦は断崖絶壁と河に囲まれた難攻不落の山砦
【03】レッドカウ砦を散策
レッドカウ砦に到着した一行、まずは挨拶するため氏族長の館へ向かいます
女王逗留を迎え受ける準備のため、準備で慌ただしい様子
氏族長に直接会うことは叶いませんでしたが、氏族長の顧問団である“氏族の輪”の重鎮たちと接する機会を得ます
冒険者たちは交渉技能を駆使し、館に客人としての留まる許可を得ます
街の散策
・鍛冶場:氏族に捕われた巨人の鍛冶師ウィランドリングを鍛冶屋で見る。
・創始者の祠:氏族の英雄“乗り手”ウラーニンを祀っている祠。ルナー帝国によってオーランス崇拝は禁じられているが、レッドカウ氏族は英雄カルトを通じてオーランス崇拝を続けている様子
・市場:週に一度、小さいながらも市場が立ち場所
・ルナーの城砦:七母神の小寺院を兼ねたルナー帝国地方軍の駐留所。レッドカウ氏族でも七母神を崇拝する者が増えている様子
【04】立ち昇る狼煙
まもなく日没となる夕刻、砦から離れた複数の避難小屋から狼煙が立ち上る
テルモリの襲撃に違いないと女王は叫び、テルモリの無法者たちの首ごとに金輪貨1枚の褒賞と、最も多くのオオカミを狩った者にはさらなる褒美を約束する
【05】満月の夜に狼は踊る
河神を崇拝する漁師たちを説き伏せて、一行は河沿いの避難小屋へ舟で移動
日が暮れて夜になる頃、舟を降りて徒歩で避難小屋へ向かう
途中、待ち伏せするかのように四人のテルモリがオオカミとなって一行に襲い掛かる
精霊魔法で火の矢を放ったり、魔道呪文で斬撃の威力を増した銀の剣を用いて、襲撃者を撃退
【06】人狼の祈祷師
避難小屋には商人と護衛戦士が立てこもり、テルモリたちの襲撃に耐えている様子
死神崇拝者の戦士が《神剣》を振るおうとするが、不気味な祈祷師テルモリによって武器に付与された魔法は次々と打ち消されている
連戦で魔力を消耗していた狩人ダシリカは、祈祷師テルモリが放った獣の精霊に打ち負かさせて気絶
あわやケンストレルも精霊魔法で士気を挫かれそうになるが、激情で自身を鼓舞して耐え、次々とテルモリたちを薙ぎ払ってゆく
仲間を失った祈祷師テルモリは、呪いの言葉を吐きながら闇の中に消えてゆく
狩人ダシリカ:とほほ、《精霊遮断》を使ったのに…
ゲームマスター:すまんね、獣の精霊が〈精霊戦闘〉でクリティカルだわw
エルマランティ:暴れないように取り押さえよう
戦士ケンストレル:《熊の力》が持続してるうちに取り押さえるよ、砦に連れ帰って除霊してもらおう
【07】人狼殺しの勇士
助けた商人から謝礼を受け取り、レッドカウ砦に帰還する一行
最も多くのテルモリを討ち取った勇士として、ケンストレルは鋼鉄製のグレートソードを受け取る
戦士ケンストレル:一方的に価値の高い贈物受け取ると、借りになるのかな?
ゲームマスター:そうだね、対等な立場ではなくなるね。女王はテルモリ殺しの勇士をスカウトする気満々だね
エルマランティ:しょうがない、商人から謝礼でもらった黄金の首飾りを返礼の贈物として差し出そう。
ゲームマスター:OK、それならスカウトは断念するよ。でも、オールマース氏族やコリマー部族から追放されることがこの先合ったなら、そのときはシンシナ部族の元に来いと言葉はかけられるよ。