ウィザー日記 改め ホビー日記

徒然と趣味のことを綴る雑書

【RQG】セッション記録27、1629年/地の季/エンヒル氏族

第27回セッション:2023.11.18

▼プレイヤーキャラクター

風王にして嵐声のユーレイ:オーランスを崇拝するルーンプリースト兼ルーンロード
アーナールダの女祭アイーダの夫であり、双子の父。
肩書としては
・エンヒル氏族のチャンピオン:氏族長への挑戦を代わりに受ける代理戦士
・コリマー部族から剣と領地を賜った武器の近侍
・マラニ部族の族長“青狐のヴァイルーラー”の義兄弟
・竜殺しの秘儀を覚えしヒーロークエスター

祈祷師セイレイ:ダーカ・ファールを信仰するシャーマン・プリースト。〈ゼイヤラン語読み書き〉ができる祖霊の“博識”ティミーを呪物に招くため、毎日〈盤上遊戯/剣と盾〉を行うようになって趣味が増えた様子。
最近は「白亜の男」なる古き精霊とも繋がりを得て、シャーマンとしての実力も高まっている。
肩書としては
・エンヒル氏族の筆頭祈祷師
・オルゴール・ヴェール・サマーの祭司

▼レギュラーNPC

女祭アイーダグリーンストーンの大地女神の寺院から派遣された若き女祭。エンヒル氏族の氏族英雄ユーレイと結婚し、男女の双子を得た。
オーランス人の男たちは思慮が足りない、女衆はこう見ている」とこのキャラクターの視点と言葉を借りて、プレイヤーたちに状況説明を行う役割を担っているw

竜心のビンズ:イェルマリオを崇拝する農夫出身の傭兵戦士。セイレイがエスロリア女王国でサマスティナ女王の元で、グレイズランドの騎馬軍団と戦ったノチェット包囲戦を共にした戦友。
冒険の中で「真竜の血」を飲み干し、竜的な力をその身に宿すことになり、副作用で肌が緑色になった。竜的自我に目覚めたため、世界を俯瞰して見るようになり、はた目には啓発された者の振る舞いとなっている。

御者アローン:マスターコスを守護神と崇めるオーランス信徒。司祭ユーレイのチャリオットの専属御者。オーランス人男性としては小柄(SIZ10)であり、〈憎悪/チビと侮辱したヤツ〉というパッションを持つトラブルメイカ。そのくせ〈ブロードソード〉技能が100%超えの達人級なので、喧嘩相手を血祭りにするから問題も大きくなり…

かすみ猫のサイレン:ユーレイがヴァリンドの宮殿から解放したシャドウ・キャット。ユーレイに仕える同盟精霊。いまだに主人への忠誠心より〈愛情/昼寝〉の方が高いサボリ魔。


各場面の補足メモ

収穫祭前の出来事

・エンヒル氏族の中でも、ちょっとしたトラブルが発生。隣氏族のナッリ族の男性と婚約していたエンヒル氏族の若い娘が、結婚式を控えているのにヴァーマンディ氏族の詩人戦士コロールと森の中で××していたところを発見される。
・氏族の女衆に追われた詩人戦士は分かれも告げずにトンズラし…、この対処をどうするか、氏族の指導者たちに相談が持ち込まれる。
・婚約破棄させろ、ヴァーマンディ氏族へ乗り込んでコロールに責任取って結婚させ路、何もなかったことにして婚約進めてしまえ、ナッリ氏族に事故報告して謝罪しよう、など様々な意見が氏族会議で交わされる。
・最終的には「ナッリ氏族の婚約者殿に娘の親族と共に謝罪の使いを出す」という案が採択される。世慣れたイェルマリオの農夫戦士ビンズが揉め事に備えて同行することに。
・ナッリ氏族の酋長たちを前に言葉を失い固まってしまう娘の親族に代わり、世慣れたビンズが交渉を進める。酒や食い物を持参し、〈魅了〉技能(クリティカル成功)で場を和ませ、「よくある事だし、そのうち笑い話になるさ」と話をまとめてしまう。


鉄の眼のムラリク現る

・部族会議より決定事項の伝達。ボールドホームのコリマー部族の領事館へ、冬越の食料や資材を送り届ける役目がエンヒル氏族に課せられる。火の季にディナコリ部族から巻き上げた牛や賠償金で潤っているため、他氏族から目を付けられた様子。
・クリアワイン砦からクアックフォード経由、南回りで「王の街道」を通ってボールドホームへ
・同じボールドホームを目指す「陽の天蓋戦士団」の一団と出会うが、エルマル崇拝者が多いエンヒル氏族の若者、ギスギスした雰囲気で街道を共に行くことに…
・野営地でのちょっとした言葉の使い方がキッカケで、決闘が始まりそうになるが、シャーマンのセイレイによる仲裁で未然に防ぐ

・ボールドホームに到着し、コリマー部族の領事館へ物資搬入。
・1625年の解放戦争から復興した王都を散策するセイレイ、白き雄牛の結社の同朋と再会して情報収集。“鉄の眼”のムラリクが軍勢を率いてボールドホームに到着したことを知る。
・羽馬の女王への求婚儀式のためアーグラス皇子が不在のボールドホーム、「アーグラス皇子の出身部族のコリマー部族で面倒見てくれ」という論理展開で、ムラリクへの対処が近隣部族に丸投げされる。プレイヤーキャラクターたちの所属部族にトラブルを持ち込むための論理展開である。

・ユーレイの同盟精霊が物資運送部隊に同行していたため、同盟精霊の感覚共有を利用し、氏族領地にいながらボールドホームのコリマー領事館に持ち込まれた無理難題を把握。
・余計な面倒毎が自氏族に押し付けられないようにするため、《飛翔》を持続時間延長して、クリアワイン砦までひとっ飛びし、女王レイカに報告して対応策を練る。
・相談の結果、クリアワイン砦とルーンゲート砦で分担して受け入れすることで部族内の合意形成。

ルーンゲートの客人たち

・“鉄の眼”のムラリクは手勢の半数以上と共にクリアワイン砦に滞在し、残りはルーンゲート砦で越冬することに。一カ所にまとまると暴れられた時に被害が大きくなるため、戦力を分断して監視する腹積もりである。
・ルーンゲートに滞在することになった西方人の傭兵騎士や重装歩兵たち。日常で用いる言語も異なれば、文化的な習慣も異なるため、軋轢やトラブルが予想されるため、冒険者たちもルーンゲート砦に留まり監視することに。
「近隣の農場には近づくな、周囲の住民たちのため動物を狩るな、薬草など植物の採取もするな、住人達に乱暴はするな、勝手に略奪はするな」など注意事項を〈交易語〉で伝えるが…
・滞在一日目から早速問題発生。砦の周囲を散策して出かけた分隊が戻ってこないという。何かトラブルに巻き込まれているかもしれぬと、足跡を〈追跡〉する一行。
分隊の足跡が、立派な鹿の足跡を追っているようだと気が付く。
・さらに追跡したところ、分隊の兵士5名が、3名の獣人ミノタウロスの戦士と斬りあっている場面に遭遇。
ミノタウロスに襲われているのか?ミノタウロスをブルーと誤解して襲い掛かったのか?どちらの可能性でも死者が出てからだと遅いため、割って入り戦闘を止めさせる
・真相は後者だった様子であり、獲物の鹿を逃がした上に襲い掛かられた不運な獣人たちは不満を漏らしながらも去っていく
ミノタウロスマンティコア、そしてダックなど獣人族のドラゴンパスの住人なので、いきなり切りかかるな」と注意事項を追加する。

ターシュへ侵攻ルートの下見

・数週間をルーンゲートで共に過ごした後、傭兵騎士の副官ゼノンから相談を持ち掛けられる。来たるターシュへの進軍の際、騎兵部隊が奇襲侵攻するルートとして使える裏道があるか、事前に下見しておきたい、と。
・騎兵3名が斥候役として出るというので、監視役を兼ねて冒険者たちが同行することに。自身たちもターシュへ密かに向かうことがあるかもしれぬと好奇心もあった様子。
・想定するルートは、ルーンゲート砦からクリーク河を超え、ドラゴニュートの地の西側を通り抜けて河畔のジオ亭、そこからサイレント・トレード・ランディングまで北上し、渡河して森林を抜け、竜の背骨連山を抜けて西茂みが原へ。騎兵の集団が移動する際の問題を事前に把握しようというのが目的。特に渡河できる場所の水位の様子など、下見しておきたいポイント。

ドラゴニュートの地では、腹を空かしたディノサウルスの群れに追われたり、尾を持つ司祭ドラゴニュートのサルナ・ヤカルの一行と再会。恐竜の群れは馬術と魔術で逃げ切ったて怪我人を出さずに通り抜けた。
・渡河した後、森の中で山賊の集団に待ち伏せされる。弓矢で狙われている状態だったが、風を強める魔法を使って強風を呼び、放たれる無数の矢を逸らすことで無傷で突破。
・バグノット付近までの侵攻の下見をした上で、帰路へ

竜の背骨連山、立ちふさがる巨大な怪異

・帰路についた一行だが、竜の背骨連山で巨大な怪物と遭遇。身の丈6メートルの巨人だが、その頭部はバイソンのものであり、両足も蹄。巨人のような巨大ブルーが病気の精霊を従えて襲ってくる
・病神マリアの使徒は殲滅すると自らに制約を課しているシャーマンを見捨てるわけにはいかないので、一行は巨大ブルーと対峙する。
・巨人ばりの岩石(1d4+5d3ダメージ)の投擲、鉄の甲冑をまとった精鋭騎兵に直撃。運よく軽傷で済むが、巨大なモール(2d8+5d6ダメージ)は直撃するとただでは済まないと緊張が走る。
・巨大ブルーが引き連れていた病気の精霊、震えをもたらす病魔(DEX浸食)、脳みそを腐らせる病魔(INT浸食)、皮膚を爛れさせる病魔(CHA浸食)、命力を弱らせる病魔(CON浸食)、いずれも厄介な病気の媒体者。精霊戦闘では幸運に恵まれ、騎兵のひとりだけが、震えの病に感染するにとどまった。
・巨大ブルーの分厚い皮膚(AP11)は半端な打撃は防ぐし、巨体すぎるため攻撃は下半身にしか届かない状態。それでも一行は魔法で武器を強化して切りかかり、なんとか退治することに成功する

その後は大きな事件は無く、シャーマンによる的確な病気治療が行われる。治療の甲斐もあり、騎兵は病気に打ち勝ち、無事復調する。