ウィザー日記 改め ホビー日記

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困ったときのランダム遭遇表/ドラゴンパス地域サーター王国近隣版

ゲームマスターしていると、ちょっと出したくなるランダム遭遇。
ドラゴンパスでの遭遇表、過去にサプリメントで出ているものもありますが、RQGではルナー帝国の駐在軍が撤退している設定なので、少し修正して使ってみることにしました。

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野外遭遇表(ドラゴンパス)


▼遭遇場所
王の道:比較的治安のよい大街道。ただし、ドラゴンライズ事件以降はルナー帝国の街道哨戒は無くなり、サーター王不在により大街道でも治安が悪化していることを想定しています。
:部族や氏族のテリトリーとしてサーター人の集落が点在する丘陵地帯を想定。
谷/里:部族や氏族のテリトリーとしてサーター人の主要な柵砦がある比較的なだらかな谷間や平地を想定。
:アルドリアミに支配されている森林だけでなく、氏族や部族が手入れしている里山としての森林部も含めた想定。
河川:舟で貨物を運べるぐらいの川幅までの河川とその周辺地域を想定。
高山:定住するには厳しいクイヴィン山やケロフィン山などの高山を想定。
竜人の地:ドラゴンアイのように人々が立ち入ることをためらうドラゴニュートのテリトリーを想定。
ポルジョニの地:プラックスに近いドラゴンパス西部丘陵地帯や荒れ地を想定。
トロウルの地:アローン以北、ダゴーリ・インカースに近いトロウルが活発に活動する丘陵地帯を想定。
アップランド湿原:死人使いディレクティの支配するアップランド湿原を想定。

▼遭遇内容
地元の農夫/サーター人オーランス人の農夫は、戦時には優秀な民兵として武器を持って戦うことで知られている。ブロードソードやバトルアックスを身に帯びていることがあたりまえだ。
地元の牧夫/サーター人オーランス人の牧夫は、戦時には優秀な民兵として武器を持って戦うことで知られている。コンポジットボウやスリングを巧みに扱うぞ。
地元の狩人/サーター人オーランス人の牧夫は、戦時には優秀な民兵として武器を持って戦うことで知られている。コンポジットボウやスリングを巧みに扱うぞ。
地元の漁師/サーター人オーランス人の漁師は比較的貧しい身分の者が多い。水泳や操船に通じている特殊な存在でもある。
地元の哨戒中の戦士/サーター人:多くはオーランス神を守護神とするが、死神フマクトや混沌殺しのストームブルなど物騒な戦神を信仰する者もいる。剣や戦斧を振るう技量が優れているだけでなく、平時から鎧兜で身を固めていること、戦闘に役立つ精霊魔法を修得していることが遭遇の危険性を増している。喧嘩を売るときは注意が必要だ。
地元の武装戦士団/サーター人:まとまった人数の戦士と、それに付き従う民兵や従者たちの一団。何かの目的があって行動しているはず。冒険者たちと友好的な氏族や部族の者たちならば良いのだが・・・
司祭・祈祷師・魔道師:グローランサで魔術を専門とするものたち。どのような神に仕えているのか、どのような哲学に従う魔道師なのか、それによって対応は千差万別だ。多くは揉め事に備えて、優秀な護衛を伴っているはず。
貴族:部族の王や女王、氏族の酋長、そして司祭、それら本人あるいは近親たちが一般には貴族と呼ばれるものたちだ。この動乱の時代、安全な領地を離れている貴族たちは、なにかしらの使命や役割を担っているだろう。
商人・行商人:比較的商圏が狭めの商いを行うものたち。
キャラバン:都市から都市、あるいは国を超えて商いを行うものたち。それなりに高価な商品を扱っていることが多い。そうでない場合は扱う商品の量がとても多いかだ。キャラバンは大集団となり、護衛も戦士や魔術師を伴っていることが多いぞ。
山賊・野盗・ごろつき:多くの山賊は護衛も伴わずに旅するひとり者を得物として狙う。ただ、昨今は元ルナー帝国の兵士や、雇われていた傭兵が野に下って山賊となっていることも多いという。
オーガ:見た目は人と同じだが、悪鬼を崇拝する人喰いの鬼たちがオーガだ。巧みにその正体を隠しているため、その正体を見破れるものは少ない。混沌の匂いを嗅ぎつけるストームブルの信徒以外が、その存在に気付くことは稀だろう。
黒騎兵団:エシルリスト卿の率いる黒馬を駆る重装騎兵たち。魔道による強化を受けた少数精鋭の軍勢として知られている。傭兵勢力として、此度は誰に雇われて、どのような使命を帯びているのか…
陽の天蓋戦士団:光神イェルマリオを守護神とするものたち。陽の天蓋寺院は傭兵斡旋の機能も果たすが、その立地によって雇い主は様々。アルダチュールから来た戦士団であれば、ルナー帝国やターシュ王国に雇われているかもしれない。
プラックス人:プラックスから家畜を売りに来ている商人かもしれないし、襲撃する集落を下見している斥候かもしれない。
グレイズランド人:グレイズランドから馬を売りに来ている商人かもしれないし、襲撃する集落を下見している偵察かもしれない。
サーター解放軍:カリル女王に付き従いボールドホームにやってきたサーター解放軍の志願兵たち。指導者であるカリル女王が亡くなったいま、その夢を継いでサーター解放のため活動を続ける英雄たちかもしれないし、夢破れて野盗に身をやつす直前かもしれない。
ヘンドレイキの傭兵団:南方から多くのヘンドレイキ人が傭兵として流れ込んできている。カリル女王に雇われていた者も多い。サーター人と同じヒョルトの習慣に従うものもいれば、魔道の教えに従う異端派の者たちもいるという。
元ルナー帝国の戦士団:ドラゴンライズ事件によってルナー帝国の駐在軍は壊滅状態に陥った。中には部隊ごと指揮系統から脱して、自由な傭兵家業に鞍替えする者たちもいる。七母神を守護神としながら、サーター人に雇われて同胞と戦うもの、はたして彼らは信頼できるのであろうか。
エスロリアの傭兵団:サーター解放のため、エスロリア女王国からも多くの義勇兵がボールドホームを目指した。ボールドホーム解放の後も、傭兵家業を続ける者たちは多い。
タスクライダー:血塗られた牙に従う半トロウルの傭兵騎兵たち。起伏の激しいドラゴンパスにおいては、巨大なタスカーの機動力は非常に恐れられている。
テルモリ族:カリル女王が亡くなりサーター王国は夢幻となったと見切り、かつての狩猟と略奪の生活に戻ったテルモリ族は多い。満月の夜に狼に変じる人狼たちは、サーターの各部族にとって、今まで以上に厄介な存在となっている。
獣人族:ケンタウロスミノタウロスマンティコアサテュロス、フォックスウーマンなどの獣人たち。サーターにとって隣国である“獣の谷”からの旅人たちは、交易を求めることもあれば、傭兵となることもあるし、山賊に変わることもある。
ダック族:かつてルナー帝国の占領下では、種族ごと無法者の烙印をおされたダック族。厄介者たちは再びドラゴンパスを闊歩している。特にいざとなれば水に飛び込んで逃げられる水域そばで、略奪に勤しむダックが多いとか…
バブーン:本来はプラックスを生息の地としているが、バブーン族もまたドラゴンパスで姿を見られるものたちである。プラックスの流儀をそのまま持ち込むため、しばしば、厄介な家畜泥棒となる。
ニュートリング:川を生息の場とするイモリ人。多くは気質も穏やかで臆病者が多く、人を避けてくらしているという。
ドワーフ族:地下の居留地から出てくるドワーフは珍しいが、ときおりボールドホームと行き来する一団が見られる。情勢の変化を調べているのが、他に何か目的があるのであろうか。
アルドリアミ(エルフ):多くのアルドリアミは森を離れることは無いが、ボールドホームやクリアワイン砦に向かう一団がときには見られることがある。森の中で出会ったのであれば注意せねばならない。彼らのテリトリーに踏み込んだとするならば、警告なしに撃たれることを覚悟せねばなるまい。
ドリュアド:樹々の精霊たるドリュアドは、アルドリアミの中でも指導者的な役割を果たしている。森から出てくることは決してない。森の中で出会ったならば、目に見えぬ木々の影に、彼女を守る者たちが無数に潜んでいると思った方が良い。
ニンフ:河の精霊たるニンフは、河川の神々の使える巫女のような役割を果たしている。
トロウルキン:トロウルに仕える奴隷か、脱走した群れか、いずれかである。どちらにしても、群れて人里を襲い、家畜を奪うことも珍しいことではない。ダーク・トロウルのような巨躯怪力は持たないが、暗闇の中で戦うには厄介な相手となるだろう。
トロウルの商隊:古の種族の中でも、トロウルは交易相手となることが比較的多い。人と交易するために闇夜を旅することもあるし、ドラゴンパス周辺のトロウルの居留地同士をつなぐ役割を担うこともある。
トロウルの狩人:多くのトロウルは飢えており、人里の家畜はトロウルの狩人にとって格好の得物となる。トロウルは闇夜に活動することを好むため、巨躯怪力以上に厄介な相手となろう。
トロウルのウォーバンド:トロウルはしばしば、エルフの森を襲ったり、ドワーフの地下都市にも強襲を仕掛ける。また、混沌の怪異を退治するために戦士たちが派遣されることもある。食べれるものであれば、それ以外のものを襲うことも珍しくない。もちろん、人間が狙われることも多い。
風の子ら:風にのって空を駆けるものたち。ほとんどの風の子らは、人が立ち入ることが難しい高山に住む。生息地のテリトリーに侵入している場合、風のエレメンタルを召喚して侵入者を撃退しようとするだろう。
ブルー:野生で精霊崇拝段階の小集団と、混沌神の信仰によってルーン魔法に通じている大集団、いずれかの集団が遭遇する脅威となる。
スコーピオンマン:ドラゴンパスでの大生息地はスネークパイプ盆地近隣。
混沌の脅威:その他の混沌生物。ジャカベア、ウォクタパス、ゴープ、ドラゴンスネイル、など。
亡者の軍勢:ゾンビ、スケルトン、グールなど。アップランド湿原のアンデッドは不死者ディレクティが創造していると噂されている。他にも邪悪な精霊に憑かれた者たちが巣くうグールの森も知られている。
スカイブルオーランス神ら嵐の神々の眷属。空を自由に駆ける者たち。ウロックスの聖地を守護することもあり、そのような場合は侵入者に容赦することはないという。
巨人:ドラゴンパスで目撃される巨人の多くは、退化した人食いの愚かな巨人たちとなる。成長しきった巨人は15メートルに達する。
恐竜:恐竜は転生に失敗したドラゴニュートと考えられている。大地のルーンに関連しており、マーラン・ゴアのカルトでは神聖視されている。多くの恐竜は温血動物であり、多くの恐竜は羽毛を持っている。転生した個体種と、その個体種同士によって繁殖した通常種がある。アロサウルス、アンキロサウルス、ブロントサウルス、ディノニクス、ハドロサウルス、プテラノドントリケラトプスティラノサウルス、マギサウルスなど。
竜人族:ドラゴニュートは竜と関係した種族と考えられている。野外で遭遇するのは小柄な冠羽種、大柄で戦闘を得意とする嘴種がほとんどである。しかし、稀に魔術に秀でた尾を持つ司祭種に率いられた一団と遭遇するかもしれない。
夢の竜:真の竜の夢が姿を得た存在と考えられている。翼と四肢を持つ夢の竜以外に、前脚が無く毒尾を持つワイバーン、脚は無いワームなどが同様に夢の竜の仲間と言われている。
野の獲物:主に狩猟の対象となる草食動物や鳥など。シカ、ヘラジカ、ウマ、ヤギ、ヤク、マンモス、マストドン、など。野生化した家畜としてウシ、ヒツジ、ボロリザード、ハイラーマ、インパラ、オストリッチ、セーブルアンテロープ、などと遭遇することもありえる。ポルジョニの地では、これ以外のプラックスの騎乗獣も見られるかもしれない。トロウルの地では巨大甲虫、巨大蜜蜂なども見られるだろう。
野の捕食者:他の生物を捕食する肉食動物や攻撃的な雑食動物など。オオカミ、クマ、ヒグマ、カスミネコ、イヌ、イノシシ、ブタイヌ、サーベルタイガー、ヘビ、ロックリザードなど。竜人の地ではデミバード、トロウルの地では巨大カマキリ、巨大蜘蛛、巨大雀蜂なども見られる。
特殊な遭遇:その他の特殊な遭遇。災害、精霊、半神、重要人物、など