つらつらとメモ書き
キャラクターたちに提示されるミッション
セッション中にプレイヤーキャラクターたちが「何をすればシナリオが終了するのか?」という疑問に対して、明確なミッションが提示されていることが多い。
依頼人となるNPCから提示されていることが市販シナリオでは一般的。
ハンドアウトとしてキャラクターごとに異なるミッションが提示されるパターンもある。
以下のものが複数組み合わさることもあるし、シナリオ進行に合わせて追加されたり、変更となる場合もある。
- 価値あるものを持ち帰れ:金品、美術品、囚われた人質、失われた知識、賞金首などを持ち帰ることでミッション達成となるシナリオ。対象となる価値あるものが1か所にまとまっていることもあれば、複数個所に分散しているものを集めて回るパターンもある。
- 重要トークンを目的地へ移動せよ:手紙、伝言、依頼人自身などを目的地へ移動させることでミッション達成となるシナリオ。一般的には目的地への移動経路に阻害要因となる危機が配されている。変わり種として、目的地の所在地が不明で、その特定するなどの要素が加わる場合もある。
- 危険を除去せよ:モンスターなど危害を与える存在を無害化(退治)することでミッション達成となるシナリオ。ボス敵を倒せばOKだったり、それとは別に中ボスなどが配されていることもある。
- 危険から逃れろ:キャラクターたちでは無効化が困難な脅威度の危険から逃げ延びることでミッション達成となるシナリオ。
セッション進行構造
実際にセッション内で「どのようにイベントが進行する」のか、進行構造を明確にプレイヤーに説明されることは少ないが、実際にはシナリオ作成者が無意識に設定されていることが多い。
シナリオを通じて同じ進行構造が適用されることもあれば、複数の進行構造が平行して適用されるものもある。複雑なシナリオというものは、これらの進行構造が組み合わさっているものが多い。
- 未探索区画を調査しろ:ダンジョン、廃墟、洞窟など通路や扉などで区切られた部屋など、未探索区画を調査することでセッションが進行する。未探索区画を調査することで新たな通路や扉が発見され、未探索区画の調査の連鎖がイベント進行となる。古典的かつ普遍的なセッション
- マップ内のロケーション間を移動せよ:都市と都市を結ぶ街道、村と村を繋ぐ山道、都市内の主要施設間、などロケーション間を移動することでセッションが進行する。シナリオ進行に合わせて移動先として選択できるロケーションが増えることもある。
- 情報タグ間を移動せよ:情報を有する人やロケーション間を移動することでセッションが進行する。情報タグを組み合わせることで、新たな情報タグが提示され、新たな選択肢が選択可能になる。一見推理要素があるように見せかけたシナリオでも、実は推理は不要で情報収集を行えばゴールが見えてくる、という構造
- 時間経過を体験せよ:シナリオの中で設定されたタイムテーブルに合わせたイベントが強制的に発生し、それを体験する。シナリオにタイムリミットの要素を加えるために用いられたり、手詰まりになることを想定して救済措置的に用いられることもある。