ホビーナイト、ロードオブザリング

昨晩は柏店のホビーナイトに立ち寄りました。
４００点で店長の旅の仲間（アラゴルン、ギムリ、レゴラス）を相手に、ウルクハイたちで挑みます。
今回はウルクハイの隊長とナズグルをヒーローとして容易です。

作戦目標は「支配せよ」で、大損害が出たターン以後１／３の確率でゲーム終了、その時点で盤面の４つの目標物のうち３つを確保した方が勝ちというもの。たった３名の旅の仲間にとっては不利な目的で、数任せのウルクハイにとってはやや有利なものです。
正直なところ善のヒーローを簡単に倒せるとは思っていなかったので、消極的勝利を当初は狙ってました。
・目標物を３箇所に何名か兵員を到達させて一応確保する
・残る兵力でアラゴルンやギムリと戦い、運良く倒せればよし、だめなら大損害を悪側が受けるはず
・目標物確保している兵員が逃走しないことを祈る
という戦略でスタート。

盤面選択で出目で競い負け、射手にとって有利そうな見張り塔側を善側に取られてしまいます。
まぁ、結果的にはこれが良い結果となりました。

自軍にいるクロスボウたちはエルフの外套を纏った相手には無力なので、早速目標物に向って進軍です。
相手は超狙撃名手のレゴラスを見張り塔の地形に配置し、アラゴルンとギムリが木々を遮蔽にゆっくりと進軍してきます。
店長は「隙あらばナズグルに突撃して切り殺したい」と言ってましたが、こちらとしては接近戦には絶対巻き込ませないようにナズグルをガードする形で接近します。もちろん、アラゴルンとギムリの二人を同時には相手にできないので、兵数を大まかに二分して、片方をレゴラスのように向わせます。

レゴラスへ向う手勢を食い止めるためアラゴルンが突撃、残るナズグルたちの方にギムリが突撃してきます。ここでアラゴルンの方は徹底的に消極的に防御に徹して、一人ずつ生贄のように兵員を当てるだけで残りはレゴラスのほうに兎に角移動。ギムリの方はヒロイックアクション戦闘を警戒して、ナズグルまで雪崩れ込まないように持てる兵数を継ぎこみます。

ナズグルの魔法でギムリを立ちすくみに追いやり、バーサーカーと隊長たちが完全包囲してタコ殴りにし、なんとか倒すことに成功。この時点でウルクハイ隊長は武勇や宿命を使い切り、ナズグルの意志も半減して消え去りそうな状況です。
善側としてはギムリを失ったことで３つの目標物確保の人員がいなくなったため、勝利は限りなく難しくなりました。こちらとしては引き分けには持ち込みやすくなり、勝利の可能性も出てきたので俄然ヤル気が変わります。

レゴラスの恐ろしい弓矢を封じるため、毎ターン手下が生贄のようにレゴラスへ突撃。射撃させないかわりに、戦闘では全く勝てない時間稼ぎが繰り返されます。
アラゴルンの湧き出るタダ使いの武勇に苦戦を強いられますが、ナズグルの意志を使い切っての立ちすくみが大きな効果をあげます。魔法への抵抗に失敗の出目のため、それを修正するために全ての武勇を消費させることに成功します。
やりきった表情で霧散するナズグルの志を継ぎ、残るウルクハイでタコ殴りが繰り返されます。

さすがに簡単には倒せませんが、湧き出る武勇１点だけでは無理な出目がついに出て、アラゴルンも昇天。残るはレゴラスただ一人です。

予想外の善側の大損害がきっかけに戦闘終了の判定がはじまり、悪側が３つの目標物を確保しての勝利となりました。

無敵に思える旅の仲間ですが、やはり悪の魔法使いと多勢の手下に囲まれると各個撃破は可能なようです。ナズグルは魔法使いに専念し、意志を使い切るぐらいの覚悟で運用すると良いかもしれません。