ウィザー日記 改め ホビー日記

徒然と趣味のことを綴る雑書

PathfinderRPG モンク編


モンクはかなり変更された基本クラスの一つです。
各種運動系の技能が統廃合されたため、スキル4点でも偵察要員に必要な技能はフォロー可能になりました。
また、コンバットマニューバの導入により、アーマークラスが高すぎる敵を別方向から揺さぶるアタッカーとしての性能も向上しています。

ACボーナス:WIS修正をACへのボーナスとして加算できますが、これはCMDにも摘要可能です。レベルが成長すれば回避ボーナスを最大+5まで得ることができます。相変わらずメイジアーマー呪文による支援が望まれますが、全体的には高いACになるでしょう。

連打:モンク武器による全力攻撃、連打のルールは大きく変更されています。連打を行う際はモンクレベルをBABと見なして、二刀流のように-2ペナルティを受けて攻撃ロールを行います。5レベルの時点で連打は通常攻撃と命中精度が同じになり、9レベル以降は連打の方が命中率が高くなります。最終的に7回の連打を行うことができます。

ボーナス特技:1/2/6/10/14/18レベルにおいて、前提条件を満たす必要なく専用リストからボーナス特技を獲得します。この中に《Scorpion Style》というものがあり、標準アクションで素手攻撃を行い、頑健ST(DC=10+キャラクターレベル÷2+WIS修正)に失敗すると、WIS修正に等しいラウンドだけ相手の移動力を5ftに落とせます。連打したいモンクとしては、移動してこの攻撃で足を止めて、次のラウンドから連打全力攻撃というコンボが気軽に行えます。
6レベル以降のリストに《足払い強化》や《武器落し強化》があり、これらを前提条件無視して取れるのは美味しい。
10レベル以降のリストに加わる《Medusa's Wrath》も強烈な特技で、朦朧化や足すくみの対象に全力攻撃をする際、2回の追加攻撃が可能になります。移動してから朦朧化打撃を叩き込み、次のラウンドにこの特技で6回攻撃というコンボもありです。

朦朧化打撃:1レベル時に朦朧化打撃を得る。
身かわし:2レベル時に身かわし
高速移動:3レベル
マニューバトレーニング:3レベル以降、CMBに加算するBABの代わりにクラスレベルを加算できる。
StillMind:あとで翻訳名を確認しとこう、心術へのST判定に+2ボーナス

気の蓄え:4レベル以降、(モンクレベル÷2)+WIS修正に等しい「気の蓄え」を得る。これが1点以上残っていれば、素手攻撃はダメージ減少を克服する際に魔法の武器として扱われる。10レベル以降は秩序属性、16レベル以降はアダマンティンのようにダメージ減少を克服できるようになる。
「気の蓄え」を1点消費することで、即効アクションで下記の恩恵を得られる。
・最も高い攻撃ボーナスで、連打の攻撃回数を1回増やす
・1ラウンドの間、移動速度に+20ft
・1ラウンドの間、ACに+4回避ボーナス
他にも気の蓄えを消費して起動する能力を後々得てゆく。

浮身:4レベル以降
ハイジャンプ:5レベル時、跳躍は常に助走をつけているように扱われる。また、気の蓄えを1点消費(即効アクション)することで跳躍のための〈曲芸〉判定に+20ボーナス。
Purity of Body:5レベル時
Wholeness of Body:7レベル時、気の蓄えを2点消費、標準アクションでHPをモンクレベルだけ回復。
身かわし強化:9レベル
金剛身:11レベル、毒への耐性
AbundantStep:12レベル時、気の蓄えを2点消費、移動アクションでディメンジョンドア呪文のように瞬間移動。モンクレベルを術者レベルとして、仲間を連れては移動できない、本人のみ。
金剛心:13レベル、(モンクレベル+10)の呪文抵抗
激震掌:15レベル、1日に1回まで、攻撃ロールの前に使用宣言。
時知らずの肉体:17レベル、老化による能力値低下が無くなり、魔法的な老化を受けない。老化による精神系能力値へのボーナスは得られる。すでに受けている老化のペナルティは消えない。寿命が尽きれば、やっぱり死ぬ。
日月語:
EmptyBody:気の蓄えを3点消費してイセリアル化
PerfectSelf:20レベル、ダメージ減少10/渾沌、魔法的な効果に対しては来訪者として扱われる、蘇生は普通に可能。

モンクの場合は連打で手数を増やし、足払い、武器落し、通常攻撃でダメージを与えてから突き飛ばして、すぐに武器を拾えなくしたり、嫌な組合せも夢ではありません。
ちなみに素手ダメージは相変わらず大きくなっていきますが、普通に魔法のモンク武器を購入した方が強いと思います。