ウィザー日記 改め ホビー日記

徒然と趣味のことを綴る雑書

たぶん冒険者は使わない魔法がたっぷり

ルーンクエストの背景世界グローランサは魔法溢れる世界です。
どのくらい魔法が溢れているのか、具体的に用意されている呪文を紹介してみましょう。

 

《安産/Birthing》

ルーン親和性:豊穣
妊娠しているクリーチャーに唱えると、この呪文は安全で痛みのない妊娠と健康な子供の出産を可能にします。

無痛分娩と安産祈願を兼ねた魔法で、産婆さんが使ってくれます。

安産祈願の祝福

《動物祝福/Bless Animals》

ルーン親和性:豊穣、獣
この呪文は獣を祝福し出産能力を増大させる。祝福を受けた獣の子は健康な子供がうまれ、まれに双子となる。

家畜の繁殖を生業とする牧夫はもちろん、耕作用の牛を扱う農家にとっても有益な魔法です。

 

《収穫祈願/Bless Crops》

ルーン親和性:大地、豊穣
この儀式は、農家が一季節に耕すことができる耕作地に影響を及ぼし、農家が年収を決定する判定にボーナスが得られます。

グローランサの農業を支える重要な魔法であり、農家はこの魔法を授ける大地の神々に祈りを捧げます。

 

《死地祝福/Bless Grave》

ルーン親和性:大地、死
この儀式は死んだ信者の魂を護るために冥府の女神タイ・コラ・テックの見えざる力を召喚します。儀式が成功すれば、死者の魂が悪しきゴーストとして戻らないことを保証します。

 

《家庭の祝福/Bless Home》

ルーン親和性:調和
この儀式は家の周りで行われ、その家とそこに住む家族に影響を与えます。家族が祝福された家の壁の中にいるときはいつでも、ヒットポイントとマジックポイントはすべて通常より1ポイント高くなります。家の中心である囲炉裏が粉々になったら、魔法は失われます。

 

《妊婦祝福/Bless Pregnancy》

ルーン親和性:大地、豊穣
この儀式は妊婦を祝福します。 彼女の妊娠期間中、病気にかかることがなくなり苦痛に苦しめられることもなくなります。出産の判定でボーナスを得て、流産や死産を回避しやすくなります。出産中、彼女は苦痛は穏やかになり、出産のタイミングを制御することができます。

 

醸造/Brew

ルーン親和性:豊穣
この儀式は、醸造プロセスと併せて行われます。アンフォラ(40リットル)に相当する量の飲料に注がれます。
この呪文を唱えると、醸造された飲料の結果が1段階向上します(例:悪いから平均、平均から良い、良いから非常に、非常に素晴らしい)。

 

《市場形成/Create Market》

ルーン親和性:調和
この呪文は見えない防護地帯を作り、悪意を抱いて境界内に入ってくる存在を発見します。味方と敵とは区別されず、害意を抱いて境界内に入ってくる者すべてを警告します。これにより、市場を害する詐欺師や盗人を排し、安全な取引を行うことが出来ます。

 

《火葬/Cremate Dead》

ルーン親和性:火
この呪文は、葬送人が同氏族の者を弔う儀式で用いられます。遺体を完全に浄化の炎で破壊し、死者がゴーストとなって家族を襲うために戻らないことを保証します。また葬送の儀式において武器やその他の品々も燃やすことで、死者が死後もその品々をあの世で使えるように送ります。

 

《開花/Flowers》

ルーン親和性:豊穣・大地
術者が表面に触れてマジック・ポイントを消費すると、その場で可憐な花や葉が芽吹きます。植物の継続的な成長に適している場合、それは根付きます。

春を告げる女神がこの呪文を信徒へもたらしています。



《炉火/Furnace Fire》

ルーン親和性:火
炉や窯の火にかけると、青銅の加工や陶器の焼成に必要な熱を12時間放ち、追加の燃料を必要としなくなる。

 

《犂耕/Plow》

ルーン親和性:大地
この呪文は術者と犂を引く輓牛を強化し、普通の土地や岩の多い土地を通常の4倍の速度で耕すことができるようにし、犂が痛まないように保護します。
通常耕すことができないような極端に岩の多い土地を耕すことも可能にしますが、その場合は犂にダメージが適用され、破損してしまいます。

 

《屋敷守りの召喚/Summon Household Guardian》

ルーン親和性:大地・調和
この儀式は精霊を召喚し、家とその住人を守ります。精霊は大きなヘビとして現れ、ヘビが殺されると呪文は終わります。この精霊は住人の些細なケガを癒したり、住人に危害を与える者の士気を挫いたり、住人に魔力を分け与えてくれます。精霊は家に縛られており、その住人から定期的な礼拝を受けなければなりません。

 

よくあるファンタジー系ゲームのように戦闘用の呪文や、天候操作の呪文などもありますが、上記のような魔法が日常に根差していることで、グローランサは「神や精霊が存在する魔法的な世界」という世界設定に深みが与えられているのだと思います。