ケイオススペースマリーン新コデックスがついにリリースされました。
トータルで見た感じはルール改訂に順応しつつ、ポイント調整と底上げがあり、ややパワーアップしたかな。
統べるもの(p28):ロードやチャンピオン等のキャラクターに対するスペシャルルール。可能ならば一騎打ちを挑み、挑まれれば受けねばならない。殲滅行動以外の手段で敵キャラクターを倒した場合、混沌の祝福チャートからランダムに褒章を得る。
混沌の祝福(p29)/変異の恩寵(p67):極端な例だが、スポーンやディーモンプリンスに変容したり、様々な特殊能力の獲得、能力値の上昇など。
ウォーロード能力(p28):専用のウォーロード能力表が用意された。一部のスペシャルキャラクターはランダムではなく固定で指定されるため、事前に戦術方針が決めやすくなる。
ディーモン・ウェポン(p30):出目1でコントロール失うが、とりあえず攻撃は可能。
永年の抗争の古参兵(p30):『憎悪(スペースマリーン)』と【気】+1 。全体的に【気】が低下しているが、これと組み合わせると大体旧値になる感じ。
混沌の烙印(p30):単独行動キャラクターは異なる烙印のユニットには合流不可。コーンは『激情』と『逆襲』、ティーンチはスペシャルセーヴ1強化、ナーグルは【耐】+1、スラーネッシュは【敏】+1
チェーンアックス(p64):貫通4の武器。コーンバーサーカーは格安で装備可能。
混沌の旗印(p66):アイコンはルール大幅変更。そもそもサモンドディーモンはコデックスからは消え、同盟デタッチメントでディーモンと組むことが前提となります。
ディーモンプリンス:基本ステータスがそれなりに底上げされ、カルトアップグレードの内容が大幅強化。パワーアーマー装備の翼を持ったコーンのディーモンプリンスは220pとコストはだいぶ高めになった。
ソーサラー:サイカーレベル2でも85pとコストダウン。基本ステータスは だいぶ低下しており、サイキックも大幅見直しされたため、基本的には別物と考えたい。
ケイオスロード:パワーウェポンだけ装備した素ロードならば80pとコストダウン。
ワープスミス:ビーグル修理能力はサーバイターがいない分スペースマリーンよりも劣るが、敵陣地の防御施設を弱体化させるなど、攻めの要素が強く出ている。
ダークアポスル:初期配置後は混沌の祝福チャートの振り直しができる。カルティストみたいに【気】に難があるユニットを逃げにくくさせるが、費用対効果は微妙。
ケイオスカルティスト:最大35名構成まで増員可能。基本スペックが低いが、低ポイントロスターでトループ枠埋めるのには最適。
ポゼッスド:基本コストは据え置きで、標準で強行軍が追加されている。
ケイオススポーン:コストが大幅減、さらにカルトアップグレードが可能、1ユニットに最大5体まで、条件が許せば達成ユニットにもなることができ、普通に自由な方向にビーストとして移動可能。まともなユニットになりました。
オブリタレイター:コストは少し下がり、カルトアップグレードが可能、ヘヴィフレイマーやアサルトキャノンまで討てるようになりましたが連続して同じ武装では射撃不可という制限が加わります。
コーンバーサーカー:チェーンアックスが復活、貫通4で雑魚には強くなった。
プレーグマリーン:標準でプレーグナイフを装備し、全員がポイズンウェポン使いでコストはほぼ据え置き。攻守ともにバランス良くおすすめ。
ノイズマリーン:二刀流にするには追加コストが必要になったが、各種コストは大きく下げられている。また、『快楽の旗印』によって痛みを知らぬものをユニットに付与できる点も好評価。ソニックブラスターはサルボ2/3、カバー無視と強力兵器になりました。ブラストマスターもカバー無視なので、マリーンキラーは健在。
ラプター:地味に恐怖持ちになって恐れられる存在に。
ワープタロン:ディーモンでスペシャルセーヴ持ち、ペアライトニングクロウ
ディファイラー:コストは大幅アップしたが、死なざるもの(車体ポイント回復)、魔導溶鉱炉のような追加ルールで補強あり。
ヘルブルート:暴走の理不尽さがマイルドになり、基本的には敵に向かっていくことに。
アバドン(275p→265p):ドラクニィエンとホルスの鉤爪のどちらを使うか選択可能。ドラクニィエンならば攻5/貫通2/回4+1d6/ディーモンウェポンの不確定さ、ホルスの鉤爪ならば攻8/貫通3/回4/ダメージロール振り直しで安定打撃、となる。チョーズンをトループ枠にする特殊ルールあり。
ヒューロン(170p→160p):ウォーロード能力が策謀の達人(浸透戦術)なのは好評価。暴君の鉤爪は攻6/貫通3/機甲殺し/シュレッド、敏捷性を遅らせることなく機甲殺しでウォーカーを倒せる可能性が高くなった。ハマドリアによるサイキックも健在だが、毎ターンランダムにジェネレイトされるため戦術の組み立てであてにはできない。
カーン(165p→160p):自慢のゴアチャイルドは攻6/貫通2/機甲殺しとなり、これまた敏を落とすことなく血祭りができるように。地味に回4になり微妙に弱体化。
アーリマン(250p→230p):サイキックが変わったので要検証。
ティファウス(225p→230p):地味に接6で武闘派の自覚が出た様子。崩壊病原蟲なる大技も身につけ、カルティストをゾンビにできる。ゾンビ化したカルティストは射撃はできなくなるが、恐れるもの無し、痛みを知らぬもの、と理想の壁に早代わりする。
ルシウス(160p→165p):一騎打ちでは敵キャラクターの接に等しい攻撃回数になり、攻4/貫通3だがダメージロールの振りなおしはできる。
ファビウス・バイル(160p→165p):強化戦士の開発は完成に近づいた様子で、安定した強化戦士を1ユニットだけ作れる。相変わらずスペシャルセーヴなし、一騎討ちは強化戦士チャンピオンに任せよう。