ウィザー日記 改め ホビー日記

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グローランサの魔法_一般ルーン魔法を知る

RQGでの冒険者の多くはルーン・カルトに所属しており、マジックポイントを消費リソースとする精霊魔法と、ルーンポイントを消費リソースとするルーン魔法を修得した状態でゲーム開始となります。
ルーン魔法はカルトごとの個性が前面に押し出される特殊ルーン魔法が目立ちますが、カルト共通の一般ルーン魔法も便利なものが揃っています。

 

一般ルーン魔法はどのカルトでも使えるのか?

だいたいのカルトでは以下の一般ルーン魔法は全て利用可能です。
基本ルールで紹介されているルーン・カルトの中では、猫神インキンとユールマルのカルトは一般ルーン魔法が限定的な提供となります。
チャラーナ・アローイのカルトは意図しない殺傷につながる危険性から《隔離》は提供されていません。
黒い牙の兄弟、野火オークフェドは精霊カルトのため、一般ルーン魔法は一部のみ提供となっています。
上記以外のルーンカルトであれば、以下の一般ルーン魔法を使用することが可能です。

 

精霊魔法の上位互換となるもの

以下のルーン魔法は特定の精霊魔法の上位互換版といえるものとなります。
一般ルーン魔法で対応できるから精霊魔法の方は修得を後回しにするか、ルーンポイントを節約するため精霊魔法の修得を優先するか、どちらが良いかはプレイヤーの性格によるでしょう。

魔力消散/Dismiss Magic:消費したルーンポイントに応じた強度の魔法効果を打ち消します。精霊魔法の《呪払/Dispel Magic》の約2倍の効果があります。

敵発見/Find Enemy:呪文射程内の全ての敵を感じ取ります。精霊魔法の《敵の検知/Detect Enemies》の上位互換となります。《敵の検知は》1メートル以上の厚さの石や土など密度の高い物体を通して検知できないという制限がありますが、《敵発見》は3メートル以上の厚みの場合に検知できなくなります。

傷の治癒/Heal Wound:ルーンポイントとは別に消費したマジックポイントに等しいダメージを治療します。精霊魔法の《治癒/Heal》の上位互換ではありますが、1ダメージあたりの消費マジックポイントは同等のため、些細な負傷ならば精霊魔法の《治癒》を使うことが多いでしょう。切断された四肢を接合したり、致命的なダメージを短時間で治療して戦線復帰を果たす為に用いられることが多いでしょう。

霊視/Soul Sight:生物の持つPOWを見ることができます。精霊魔法の《第二の目/Second Sight》でも同様にPOWのオーラを知覚できますが、《霊視》は相手が入信者か否かの識別や、POWオーラ以外に現在効果中の呪文(防御呪文など)に費やされているマジックポイント量などを見ることが出来るなど、得られる情報がより多くなっています。

精霊遮断/Spirit Block:消費したルーンポイントに応じて精霊戦闘で受けるMPダメージを軽減します。精霊魔法の《霊障 除霊/Spirit Screen》の約2倍の効果があります。そもそも《霊障 除霊》を教えているカルトが少ないため、精霊戦闘を仕掛けられた際はルーン魔法で対処することが多いでしょう。

カルト精霊支配/Command Cult Spirit:カルト精霊1体をコントロールします。精霊魔法でもコントロール用の魔法として《命令/Control (entity)》が存在しますが、対象となる精霊がそもそも異なります。

 

精霊魔法では代替できないルーン魔法

以下の一般ルーン魔法は精霊魔法では代替が効かないものになります。
特殊ルーン魔法だけでなく、これらのルーン魔法も活用できる場面があれば試してみては。

多重呪文 呪文複合/Multispell:消費するルーンポイントに応じて、術者が2つ以上の精霊魔法を組み合わせて投射することを可能にします。
術者は1戦闘ラウンドにつき、2つ以上の精霊呪文を投射することができます。一つの対象に同時に異なる2つ以上の呪文を投射したり、二つ以上の異なる対象にそれぞれ呪文を投射することもできます。《消沈》を複数の対象に投射したり、《破裂》を複数回分投射してダメージ量を増やしたり、様々な使い方が想定されます。下手な特殊ルーン魔法よりも戦局を左右するルーン魔法だったりします。
組み合わせて投射する呪文の発動タイミングは、組み合わせている呪文のうち最も高いストライクランクで効果を発揮となります。

延長/Extension:通常15分と規定されている残照型ルーン呪文の持続時間を消費するルーンポイントに応じて引き伸ばします。 1ポイントで1時間、2ポイントで1日、持続時間が大幅に延長されます。

 

それ以外の魔法

主に冒険に出かける前の準備で用いるルーン魔法としては以下があります。
冒険者自身がルーンポイントを消費して使うこともできますが、NPCに利用を促すロールプレイなんかもプレイヤーとしては覚えておくと良いでしょうw

神託/Divination:術者が信仰する神の寺院か、特別に清められた場所において実行します。《神託》呪文1ポイントにつき1つの質問をすることができ、神格はこれに対して、1文の答えか、答えに関する短いイメージや夢を示します。カルトメンバーが行方不明になっている事件などでは、神託で啓示を得るという選択肢がグローランサではあり得ます。

聖別/Sanctify:一定の空間を清めることで、寺院と同じように特別な儀式を行えるようになります。

カルト精霊召喚/Summon Cult Spirit:カルトに応じて様々な精霊が神格から送られてきます。もし冒険者が「精霊を呪縛できるアイテム」を一族の家宝として持っているならば、司祭様にお願いして精霊を装填してもらう、というのも…

隔離/Warding:一定の空間を目に見えない結界で守る警備目的の魔法です。POWを合わせて消費する必要があるため、冒険者自身が使用することは少ないと思いますが、罠として使われた場所に出会うことはあるでしょう。隔離空間に許可されていない者が侵入すると、警告音が発せられ、侵入者は隔離の強度ごとに1D3ダメージを受けることになります。