▼セッションメモ
セッション実施日:2022/1/25
既に前提条件としてはルーン・プリースト、ルーン・ロードの資格をそれぞれ満たしているユーレイを、正式にその地位に就任させることをシナリオ化。
ユーレイがルーン・マスターとなる「個人的なヒーロークエスト」をシナリオとして遊びました。
▼プレイヤーキャラクター
風王にして嵐声のユーレイ:オーランスを信仰するゴッド・トーカー。今回のシナリオにてルーンプリースト兼ルーンロードへ。
祈祷師セイレイ:ダーカ・ファールを信仰するシャーマン。
▼NPC
ビンズ:イェルマリオの傭兵戦士:セイレイがエスロリア女王国でサマスティナ女王の元で、グレイズランドの騎馬軍団と戦ったノチェット包囲戦を共にした戦友。
アーナールダの侍祭アイーダ:グリーンストーンの大地女神の寺院から派遣されている若き女祭候補。
▼セッション概要
1626年嵐の季
間幕劇1/ユーレイ、手に入れた農場をどのように運営するのか:前回セッションで得た土地についてどのような運営をするか細々とした決定を下す。
間幕劇2/ユーレイ、儀式に参加する主な再演者を決めて、相応しい道具を用意する:オーランスが皇帝を倒しアーナールダを救い出す儀式に参加する者をリストアップし、縁故を頼り約束を取り付け、儀式に相応しい装束などを用意する
儀式本編1/儀式のはじまり:神々に供物を捧げて儀式の開始を告げる、儀式に参加する氏族の民は祈りと魔力を捧げ、オーランス神の来訪を祈願する
儀式本編2/オーランス役の身支度:嵐の神オーランスを演じるユーレイ、オーランスをその身に宿すため、身支度を始める。上半身の肌もあらわにし、神に祝福された魔法の大青で体を青く染める。
儀式本編3/輝ける皇帝役の身支度:儀式においてオーランス神の立ち向かうべき障害、乗り越えるべき敵役として「皇帝」役の身支度。金糸で煌びやかに装飾された衣装をまとい、黄金の槍を手にした
儀式本編4/囚われし女神役の身支度:オーランスが開放すべき目標、「大地の女神」をアーナールダの侍祭アイーダが演じる。エスロリア風の装束、エメラルドを中心とした宝飾品を身にまとう
儀式本編5/舞踏の技比べを挑むオーランス:皇帝とオーランスの技比べ、皇帝は優雅にバレエを踊り、オーランスは荒々しくガラガラを振り回し戦舞を演じる。
儀式本編6/魔法の技比べを挑むオーランス:皇帝とオーランスの技比べ、皇帝は〈安定と不動〉を示し、オーランスは〈移動と変化〉を示す。
儀式本編7/音楽の技比べを挑むオーランス:皇帝とオーランスの技比べ、皇帝は〈調和の繰り返し〉を奏で、オーランスは〈聴衆と共に創り〉奏でる。
儀式本編8/死の剣を手にするオーランス:四度目の技比べのため、皇帝が目にしたことが無いものを手に入れる場面の再演
儀式本編9/行く手を阻む黄金のグリフォン:皇帝との謁見を阻む番人を力で押しのけるオーランス
儀式本編10/皇帝とオーランスの最後の技比べ:神降しした者同士による武器の技比べ
儀式本編11/女神の解放、神々の王の誕生、そして儀式の終焉:
間幕劇3/氏族の輪の再編:新たなルーンマスターを得た氏族、内円の輪が新たに組みなおされる
間幕劇4/大祝宴:新たなルーンマスターの誕生を祝う宴
▼セッション内容の忘備録
間幕劇1/ユーレイ、手に入れた農場をどのように運営するのか
ここらへんはRQGにおける「領地経営」に関する実運用の参考として、メモを残しておきましょう。ルール的には「ハイド」という単位で土地を所有し、そこからの収入を得ることができます。
少なくとも5ハイド以上の土地の運営を行っているものが、貴族的な階級として見なされることになります。
- ユーレイは司祭の家系として、ゲーム開始時点で5ハイド分の土地を権利として引き継いでいます。土地の中心には立派なロングハウス(大きな木造家屋)もあり、その屋敷も受け継いでいます。ロングハウスは本来ならば12名ぐらいで生活するための大きな木造家屋ですが、ユーレイは独身で子供がいないため、妹夫婦のシクローン家が普段の切り盛りを手伝ってくれているという設定。
- 義理の弟となる妹婿が家令/執事として使用人たちを監督。他にも礼儀作法を学ぶという名目で、少年と青年の合間となる年頃の者が、ユーレイの従者役として日常の雑用を引き受けている。
- 氏族の領内でユーレイが相続した農場は、妹夫婦と、父方の叔父一家が世話をしてくれているが、家族だけでは手が足りないので、6世帯ぐらいの小作人を雇っています。他に、いくつかある牛の群れも、ほとんどは同様に家族や昔から付き合いのある牧夫が面倒をみてくれている。
- ここらへんは「家族として生き残っているのは誰なのか?」という設定をセッションを積み重ねながら、プレイヤーに考えてもらっているものが蓄積されたものです。
- コリマー部族の近衛戦士として就任した際にレイカ女王から最初に贈られた小さな農場の方は、もとからいた小作人に任している状態としました。
- 前回セッションの報酬として得た4ハイド分の土地は同部族内の別氏族、アンマンガーン氏族の農場と近接する耕作地。
- 飛び地としていくつもの土地を監督するのは大変ですが、「自分の監督する土地が余所者に襲われている!!」というシナリオネタに使えるので、あまり気にせずドンドン与えていくスタイルでゲームマスターしています。
間幕劇2/ユーレイ、儀式に参加する主な再演者を決めて、相応しい道具を用意する
嵐の神オーランス役:儀式の主役、もちろんユーレイ本人。
輝ける皇帝役:儀式で打破すべき敵役。〈火/空〉または〈支配〉のルーン親和性が高い者が望ましく、儀式の中でオーランス役に殺される危険性が高いことを示唆。それでもイェルマリオ信徒のビンズが買って出ることになります。
囚われし女神役:儀式で救い出すべき対象となるヒロイン役。〈大地〉または〈豊穣〉のルーン親和性が高い者が望ましいとしました。氏族のアーナールダ女祭がその役割を演じるのが世界設定的には自然なのかもしれませんが、「近隣部族から結婚相手を探すため交換滞在している未婚のアーナールダ信徒」という立場のNPCアイーダの方がよかろうと合議で決定。
死の剣を帯びたフマクト:フマクトから「剣を借りる」場面を儀式の1場面として設定、当初は護衛剣士ケサギをフマクト役とする予定でした。残念ながら前回のセッションで落命したので、別のフマクト役を立てることに。
オーランスに付き従う雷鳴の兄弟たち:「セイレイはダーカ・ファール信徒だから儀式は傍観してね」というのはTRPGセッションとしては失格なので、オーランスと共に立ち会う雷鳴の兄弟たち、という役割でセイレイも儀式に参加。支援のために魔法を使ったり、暇になることなくプレイにはもちろん参加してもらいました。
儀式において神々の役割を演じる者が、それ相応の道具を用意することで、それを成し遂げやすくする、という演出部分。
- オーランス役用/祝福された大青、20~200L。オーランス役の身支度において〈移動または風のルーン〉判定に対するボーナス(+5~50%)。
- 太陽皇帝イェルム役用/金糸刺繍された装束、80L。太陽皇帝イェルム役の〈支配または火のルーン〉判定に対するボーナス(+25%)。
- 大地女神アーナールダ役用/緑宝石付きの装束、80L。大地女神アーナールダ役の〈豊穣または大地のルーン〉判定に対するボーナス(+25%)。
ここは前回のセッションで獲得した戦利品を有効活用。日常使いの衣装ではなく、神事の際の特別な装束といったところです。
儀式本編1/儀式のはじまり
儀式ヒーロークエスト/オーランスがイェルムに技比べを挑み神々の王となる神話再演
(起点0/儀式のはじまり)神々に供物を捧げて儀式の開始を告げる、儀式に参加する氏族の民は祈りと魔力ポイントを捧げ、オーランス神の来訪を祈願する
〈オーランス礼拝〉技能判定を行い儀式の成功を祈願する、適切な日と供物により+70%ボーナス。
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通常成功:物質界にいながらも、神界の嵐神の領域“ストームホーム”と氏族のこの柵砦が一体化している、と確信する。強い風が吹き、寒気を吹き飛ばす。冬の寒さはまだ感じているが、内なる炎が見えない風に煽られて強く強く燃え盛り、人々に力を与えていると感じる。
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スペシャル:さらに、儀式に参加する人々に交じり、神代の半神や偉大な英雄たちが儀式を見守っているのを確信する。ヒョルトの民の父祖、英雄にして半神ヒョルトが氏族の長の隣に立ち、竜殺しの英雄アラコリングがユーレイの隣に立ち、オーランスの孫娘オルゴールヴェール・サマーがアイーダの隣に、馬を従えしハイアロールがセイレイの隣に・・・
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クリティカル:まさに物質界と神界は重なりあい、オーランス神や女神アーナールダがこの地に現れたと皆が感じている。
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失敗:不吉にも風が強くならない、無風に近い穏やかな風、いやな予感が皆の心を冷たくする。急ぎ追加の供物を捧げることにした(牛1頭を捧げてボーナス無しで判定を振りなおせ)。
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ファンブル:意図した神話とは別の神話に接続してしまう。大暗黒の神話時代でアーナールダが死んだ時代に接続したことにして、暗黒の邪悪な神とのエピソードに繋げてしまうなど、臨機応変に変えてしまおう。
儀式本編2/オーランス役の身支度
この儀式において主役となるのはユーレイであり、演じるは嵐の神オーランス、冒険者の神オーランス、いずれは神々の王となるオーランスをその身に宿すため、身支度を始める。上半身の肌もあらわにし、オーランス神に祝福された魔法の大青(たいせい)を青く塗っていく。
実際には以下のような判定処理を行いました。
大青を全身に塗りオーランス神の姿を真似る。
オーランスを演じようとする者は〈風または移動〉のルーン判定を行う
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通常成功:青い染料で全身を染めると、その身にオーランス神の息吹が満たされるのを強く強く感じる。両目が風のルーンの魔力に満たされて、オレンジ色の光を帯び、帯電して頭髪は逆立ち、同じく風のルーンの赤みがかったオレンジ色の炎のようなオーラをまとう。
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スペシャル:さらに、その身が軽やかになったことを感じる。両足の下には風のエレメンタル、シルフが集い、その両足を支えて浮かび上がる。
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クリティカル:さらに、突如として天空から落雷が君を直撃する。荒々しいがオーランス神の力が、直接その身に注ぎ込まれる(【筋力/STR】に+1を得る)
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失敗:オーランスを演じようとするが、まるで神の息吹や躍動を感じることができない。以後、儀式の中での判定に-20%のペナルティを受ける。
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ファンブル:以後、儀式の中での判定に-50%のペナルティを受ける。
儀式本編3/輝ける皇帝役の身支度
この儀式においてオーランス神の立ち向かうべき障害、乗り越えるべき敵役として「皇帝」を演じる者が必要となる。イェルマリオの聖堂戦士ビンズがその役割を買って出た。
金糸で煌びやかに装飾された衣装をまとい、英雄界からヒーロークエストで持ち帰った黄金の槍を手にしたビンズが、太陽の皇帝へと変わっていく。まばゆい金色の光をまとい、あたたかな光を放つが・・・いささか度が過ぎた変わりようだ。金色の光は暖かいを通り越し、周囲の雪をあっという間に溶かし、蒸発させる。この季節には珍しい“乾いた空気”を感じさせる。
・・・オープンに出目を公開して遊ぶゲームマスターなのですが、〈火/空〉のルーン判定でクリティカルを出してしまっています。
儀式本編4/囚われし女神役の身支度
同じくこの儀式で重要な役割を演じるのが女神アーナールダ。オーランスが開放すべき目標として、「大地の女神」を演じる者が必要となる。アーナールダの侍祭アイーダがその役目を買って出た。
肌もあらわな煌びやかな光沢のあるエスロリア風の装束。さらにエメラルドを中心とした宝飾品を身にまとっている。
やはり同様に大地のルーンの顕現として、鮮やかな緑色の光を纏いだす。さらに、歩くと足元に草花が芽吹き、花が咲き、大地の女神のアバターとして存在感を増していく。
・・・こちらはスペシャル成功の出目を出して、こんな感じの描写をすることにしました。
儀式本編8/死の剣を手にするオーランス
プレイヤーには「フマクト役の剣士から剣を借りる、ますは盗む、あるいは奪う」ことで、死のルーンを一時的に手にする場面と事前打ち合わせしていました。
しかし、フマクト役となるNPCが死亡して代理人を立てることになった場面なので、「神話の再演として約束された物語」としつつも、「意図しないトラブルなどでストーリーが別バージョンになったり、知られていないエピソードが挿入される」というヒーロークエストの本質をアドリブで挿入することにします。
参考にしたのはオーランスとユールマルの以下のように神話エピソードです
ユールマルは死人の死体を丸ごと食べようとしていた。
「これは何だ?」とオーランスが尋ねた。誰も死体を見たことがなかったのだ。
最初、ユールマルは驚いた。もう誰も彼に話しかけてこなかったからだ。
「それは、えーと、その、新しいものです」 ユールマルはその時、“死”を持っていることにあまり自信がなかった。
オーランスは、「このずる賢い怪物め」と言い、「お前のゲームに付き合うのはやめよう。騒がずに私に渡してくれ。私に何を求めている?
これは新しいことだから、お前が今まで持っていなかったものを与えるのはどうだろう?私がお前を守ってやるというのはどうだ?」
それは小さなことではなかった。最近は誰もがユールマルを叩いたり呪ったりする気満々だったので、これはおそらく最大の申し出だったのだろう。
そうやってオーランスはユールマルを騙した。策士を騙したのだから、ユールマルも何か大きなものを与えたのだろう。
「しかし、あなたに従うならば」、とユールマルはぼやいた。以後、オーランスへの服従という条件が、絆を本物にするために必要だった。
オーランスはこのようにしてユールマルを騙したのだ。トリックスターが同じくらい価値のあるものとの交換を口にすることを知っていたからだ。
二人は笑って、両手の前腕を合わせて同意した。オーランスは新しいものを手にして去っていった。
フマクト役を引き受けた剣士が、ふらっと立ち寄ったトリックスターに刺殺されます。
しかし、《虚言》を連発して誰もがその殺害を正しく認識できない状態に。
神事としての神話再演の途中なので、トリックスターを咎めることより、儀式の中で「死の剣」を手にすることを優先し、場面を先に進めることにします。
ユールマル役のトリックスターは一度退場となりますが、キャンペーン中で使える布石としてまず置いてみた、というような場面です。
儀式本編9/行く手を阻む黄金のグリフォン
このセッションにおける事前設定されていた戦闘シーンですが、冒険者たちの実力が上がっているので、少し強化した程度のグリフォンでは太刀打ちすることもできず、あっさり倒されます。
儀式本編10/皇帝とオーランスの最後の技比べ
あくまでも儀式的なヒーロークエストなので、オーランス役と皇帝役が武器を使って戦う場面ですが、殺し合いにする必要は本当はありません。
ですが、太陽の皇帝を神降しでクリティカル出てることを「プレイヤーも出目を見て」認識しているので、殺意増し増しで弓矢を放つNPCビンズと、間合いを詰めて切りかかるユーレイのガチな戦闘となります。
この場面に至る前に、ルーンポイント4点費やした《情熱喚起/Arouse Passion》で〈愛情/アイーダ〉を80%で植え付けられていたユーレイは、パッションによる技能強化も併用してビンズを切り伏せることに成功。
神事のため本気で戦い、その結果として命を落としたビンズですが、儀式が終了した後に《蘇生》で息を吹き返したことにしました。
また、《情熱喚起》の効果は一時的なものなので、本来は持続時間終了した時点でリセットされます。しかし、パッションはプレイヤーが望むならばセッション中に取得することも可能です。プレイヤーとゲームマスターの合意もあり、この後のキャラクター同士の繋がりとして使おう、ということでこのパッションは維持することになりました。
間幕劇3/氏族の輪の再編
ダーカ・ファールのフル・シャーマン、オーランスのルーン・プリースト兼ルーン・ロード、という地位になったキャラクターたち。
これまで氏族を導いてきた年配の「氏族の輪」のメンバーたちが、輪の規模を拡大して二人を指導者の輪に加えるか、輪の規模は変えずに年老いた者との世代交代を行うか、議論となります。
プレイヤー的にはどっちでもよい、という意思表示が出たので、世代交代の方を採用。
セイレイは同じシャーマンである叔父から輪の席を譲られます。〈忠誠/師匠〉のパッションは継続しており、これまでより忙しくなるだけでやっていることはあまり変わらない、といったところ。
ユーレイは氏族筆頭戦士のチャンピオンとしての輪の席を薦められます。と、いうよりは現職のチャンピオンから決闘を挑まれ、どちらが現在の実力が上か明らかにする、という流れ。この決闘でユーレイが勝利し、筆頭戦士として氏族の輪に加わります。
間幕劇4/大祝宴
場面としては「新たなルーンマスターへ贈り物を携えて近隣氏族やカルトから祝いの使者が集まり、使者たちをもてなすための宴と返礼の品々」というもの。
実際にはプレイヤーたちが欲しいと思っているマジックアイテムをゲームマスターがヒヤリングし、それを提供できる人物や共同体を設定し、返礼品に相応しい対価を用意する、というプロセスです。
「金銭を対価とした売買という関係力の無色透明化」よりも、「物々交換や贈り物の相互交換を基本とした関係力強化」の方がグローランサのオーランス人っぽいと思っているからです。
「役に立たないアイテムだから売却して無かったこと」にするのではなく、「役には立たないかもしれないが××氏族が友好の証として贈ったものだから宝物庫に飾っておこう」とする方が、蛮族っぽいですよね?
ユーレイが得た贈り物
※どれも「贈り物」となっていますが同等の経済価値を持つ返礼品を送り返しているので、元手はかかっています。
なお、以下のNPCが冒険者たちのコンパニオンとして新たに追加。
護衛剣士カエシ:フマクトの戦士。加護として「アーマー超えたダメージ2倍」を得た殺人マシーン。その代わりに「一騎打ちを断らない」「忠誠を1つに絞れ」「愛情を捨てろ」「動物に騎乗するな」という制約を課せられている。いずれ戦いの中で命を散らすことを当たり前と考えているが、どうせならば死後も名と武勲を大切にしてくれる主君として、ユーレイへへ仕えることを望む参じた。
御者アローン:マスターコスを守護神と崇めるオーランス信徒。オーランス人男性としては小柄(SIZ10)であり、〈憎悪/チビと侮辱したヤツ〉というパッションを持つトラブルメイカー。司祭となったユーレイが伝統に則りチャリオットを贈られたので、その御者として雇われた。