ウィザー日記 改め ホビー日記

徒然と趣味のことを綴る雑書

PathFinderRPG

まぁ、D&D4thの情報収集していると、比較物としてPathFinderRPGについても情報が入ってきます。
d20システムのオープンライセンスを利用したPiazo社の別物RPGですが、α3rdのプレイヤーマニュアルを読むと、非常に高い水準でD&D3.5の改善をした製品という印象を受けます。

D&D3.5の欠点として
・基本クラスのバランスが悪く、上級クラスに乗り換えを推奨するサプリメントが多い。
・基本種族とサプリメントの追加種族のアンバランス、ECL+0の価値のばらつき
・技能数が多く、スキルポイント不足になりがち

これはWoCが追加サプリメントを販売すればするほど加速し、結果的に版上げによる調整を必要とする状態になったわけです。
ただ、手元のD&D3.5のサプリメントを活用することを考えると、骨格の違うD&D4thへの乗り換えは・・・と悩んでいるわけです。

PathFinderRPGはそのジレンマを解消するアイテムになるかもしれません。
D&D3.5が抱えていた問題を、D&D3.xの骨格に従いながら解消しようとするプレイグループに向いているアイテムになります。

PathfinderRPGの特徴はD&D3.5の基本骨格を踏襲しつつ、バランス調整のための試みがいくつもなされています。
【特技】
個々の特技の内容は確認中ですが、一番大きな変更は「2レベルごとに1個の特技の修得」という変更点です。
パワーバランスは大きく変化しますが、これは中レベルのキャラクターの構成に幅が出てきます。
【技能】
個々の技能の内容は確認中ですが、様々な技能が統廃合されています。
〈隠れ身〉〈忍び歩き〉は〈隠密〉に統合されたり、〈鍵空け〉が〈装置無力化〉に吸収されたりしています。
これは技能職のローグやバードに対する大きなアドバンテージとなります。
【クラス】
個々のクラスはそれぞれ魅力的な能力が付加されており、基本クラスだけで20レベルを目指すのも悪くない選択肢になっています。

ファイター:単なる「特技バカ」から、「武器と鎧の扱いのエキスパート」に生まれ変わっています。地道に得意な鎧によるAC強化と判定ペナルティの軽減、武器ダメージと攻撃ロールの強化が続きます。また、恐怖に対する意思ST限定でボーナスも得ます。最終的には鎧着てればダメージ減少5/-、武器落しへの耐性やクリティカル可能判定の免除やダメージ倍率の強化など、戦闘能力は地味ながらも確実に強化されます。

パラディン:本来のスペックが良かったためか、それほど極端な強化はありません。一時的にですが武器に神の聖霊を宿し、ホーリィやフレイミングなど特殊効果を得られるので、攻撃力が強化されて全体的なバランスは良くなっています。

バーバリアン:基本的には激怒マンは変わりませんが、激怒は激怒ポイントを毎ラウンド消費して維持するように変更。さらに激怒パワーを偶数レベルで獲得します。これは激怒の最中にのみ使える能力で、追加で激怒ポイントを消費します。攻撃回数を追加するパワーや、転がりまわって射撃を避けるパワーなど、面白いものがそろっています。

モンク:気プールと呼ばれるものを得ます。気プールが尽きてしまうと、気ストライクが使えなくなります。気プールを消費することで、追加攻撃、移動速度の強化が行えます。また、戦闘ルールでSTRベースの判定に例外的にDEXを使えるようになったり、痒いところに手が届いてます。

ローグ:急所攻撃は「全てのクリーチャー」に対して基本的に有効です。アンデッドだろうが関係ありません。生物に対する急所攻撃がさらに強化される追加パワーや、擬似呪文能力を得る追加パワーなど、素敵な強化満載です。さりげなくHDがd8になっているので、前衛に混じって戦うのが楽になりました。