ウィザー日記 改め ホビー日記

徒然と趣味のことを綴る雑書

先攻取る前に少し考えてみよう

先攻か、後攻か
 
 40Kで初期配置の際に、ロールオフの勝者が先攻・後攻を選択する権利を得ます。ロールオフの勝者が先攻になることが多いですが、厳密には必ず先攻を選ぶ必要はありません
 
 先攻のメリット2つあります。
まずは先制射撃が可能なこと。先に撃つ事で、敵ユニットを活用する前に盤面から消す可能性があります。特に長射程・高攻撃力の兵器を持っており、相手にビーグル比率が高いとこのメリットはより高くなります。逆に射程距離が短い武装しかなければ、このメリットは発生しません。
次に初期配置エリアを選択できるので、対戦相手に不利な地形を押し付けたり、自軍に有効な遮蔽物を確保することができます。特にアーマー値に恵まれないアーミーは、カバーセーヴを効果的に使うことで、勝率は飛躍的に高まります。逆に相手に大した貫通値の兵器が無く、自軍が優れたアーマー値を有する場合、無理に遮蔽物を確保するメリットはありません。
 
後攻にもメリット2つあります。
まずは目標物確保を阻害しやすいこと。敵が確保している目標物の6cm以内に無理矢理移動して、妨害することが後攻の方が容易です。特に移動力に優れたタンク系ビーグルであれば、蹂躙によって大胆な妨害も可能です。
また、先に相手の配置を見てから、最適な対処ユニットを効果的に配置できることもメリットです。特殊装備が異なるトループユニットを配置する際に、敵のインファイトリ集団へはフレイマー系を、ウォーカーやビーグルへはメルタ系を、無駄なく配置できる可能性が高まります。予備戦力の宣言も相手の出方や配置を見てから行えるので、ジャンプインファントリーを初期配置で最初から出すのか、縦深攻撃で敵陣深くに送り込むか、通常の増援として自軍側の戦場近くに出現させて射撃と突撃も行えるようにするか、効果的なものを予測しやすくなります。
 
この基本的なメリットに加えて、ミッションと初期配置によって先攻・後攻の優位は影響を受けます。
 
『目標を確保せよ』『敵心臓部を突け』は目標物に関するミッションです。阻害に適した機動ユニットがあるならば、敵の目標物確保を阻害して逆転勝利の可能性があります。アーマーに恵まれたアーミーならば、目標物をわざと遮蔽物の中に置かないでおき、戦場を自軍有利に変えることで、初期配置エリアの選択をより効果的にすることもできます。
逆に『撃滅命令』であれば、先制攻撃で敵ユニットを潰すことは大きな価値を持ちます。
 
『正面決戦』は配置の幅が横長になるため、左右両端に置いたユニットが充分に活用されない可能性も高くなります。相手の配置を見てから対応する配置もしやすく、敵のヘヴィー射撃兵器の死角に退避させることも可能です。
『槍の穂先たれ』は初期配置の面積が小さいため、先攻側が配置をある程度コントロールしやすくなります。
『戦乱の曙』は夜戦のため先制攻撃のメリットは少ない代わりに、思い切った先攻配置により、相手の配置の自由度を大きく損ねることができます。
 
あとは自軍のロスター内容、そして相手のアーミーとの相性によっても変わって来ます。
 
私の40Kアーミーはケイオススペースマリーンです。
アーマーに恵まれている代わりにユニット数が少ないため、相手の配置を見てからの後攻の方が勝率が高めのようです。
例外はオルクやティラニッドのような白兵戦で勝る敵が相手で、戦乱の曙の配置の場合、これは先攻の方が勝率が高くなります。相手の設置スペースを制限することで、射撃に専念できるターン数が確保できるからです。
 
先攻・後攻で勝率が変わるので、初期配置のロールオフで勝者になった時、配置エリアの選択の前に後攻にすべきか一考してみることをお勧めします。