#TRPG
— カシワのクマ (@Wiz_Tonokuma) 2020年2月7日
パスファインダーやD&Dはアライメントの指標があるので、善悪で悩むことは少な目。
Kingmakerで領主となったパラディン様、首都近辺に住むコボルドの黒鱗氏族とは不可侵条約を結んだ。
悪は許せぬが、秩序傾向のコボルド氏族だったので、条約を簡単には破棄しないだろう、と。
むしろ悩んだのは近隣のリザードマン氏族。
— カシワのクマ (@Wiz_Tonokuma) 2020年2月7日
悪ではない中立の種族だが、迷いこんだ人間だろうが、肉ならなんでも「獲物」とする狩猟民。
こちらも危険性はあったが、即座に滅ぼすことは選択せず、距離を置いて関わらぬようにと領民に触れを出すに留めた。
王国発展に伴いコボルド氏族と王国の領土間の緩衝空白ヘクスが無くなった頃合いに、心優しいダンジョンマスターはコンフリクトを提示。
— カシワのクマ (@Wiz_Tonokuma) 2020年2月7日
・河川での漁で獲物の取り合いが発生/経済
・まだ刃傷沙汰には及んでいないが、近いうちに大きなトラブルになりそう/治安
・領民から討伐依頼の陳情が集まる/感情
この時点でプレイヤーキャラクターたちは単騎でもコボルド氏族を殲滅する戦闘力を持っており、王国の軍隊を動員すれば必ず勝てる状態。
— カシワのクマ (@Wiz_Tonokuma) 2020年2月7日
コボルド氏族の領地を奪い取れば、そこを開拓することで王国も繁栄する。
領民の訴えを棄却すると、領民の反発が予想される。
さて、どうする?
「秩序にして善」であるパラディン様は、不可侵条約を破ることを選ばす、まず交渉を選択。
— カシワのクマ (@Wiz_Tonokuma) 2020年2月7日
コボルドの黒鱗氏族にとって、好物の魚が取れる河川沿いの立地で、王国最辺境の地への移転を提案。
移転に伴う経済的支出は王国側で負担。
もし移転に応じず今後領民とのトラブルで負傷者が出た場合、どうなるかは言葉には出さず、武力制圧を臭わせるヤクザじみた交渉術を駆使。
— カシワのクマ (@Wiz_Tonokuma) 2020年2月7日
結果的にはコボルド氏族は移転を決意。
この一連の流れは、アライメントという指標の有無、コボルドという種族に対するプレイヤーとダンジョンマスターとの共通認識があって成り立ってます。
— カシワのクマ (@Wiz_Tonokuma) 2020年2月7日