ウィザー日記 改め ホビー日記

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【RQG】セッション記録12.5、1627年/海の季・火の季/エンヒル氏族

▼セッションメモ

前回の「黒い槍」シナリオを受けて、「グローランサ年代記」をネタとしてサーター王国での出来事をトレースしたセッションを実施。


コリマー部族の女王レイカの働きかけにより、新パヴィスに留まっていた竜王アーグラスが軍勢を率いてサーターへ帰還。
ボールドホーム近隣を中心に留まっていた解放軍(それを率いていたカリル・スターブロウは亡き者となっていたが・・・)や、コリマー部族やマラニ部族と合流。
サーター北部に残留していたルナー帝国及び属領軍への襲撃を行う・・・
もちろん、その戦いにコリマー部族も加わりますが、活躍の場はアーグラスのウォーロック部隊に譲られます。

冬の間に、アーグラスはせっかちなサーターの戦士からなる間に合わせの部隊を率いて北方のアルダチュールへ向かった。その地の部族は彼らの通過を許すか、武器を取って立ち上がりルナーと戦うため彼らに加わった。アルダチュールで越冬していたターシュの部隊は撤退したが、帝国正規軍は戦うため集結した。

アーグラスの二つの新しい部隊、「イーグルブラウン魔術隊」と「十一の光」が敵を圧倒した。そのため、残りのサーター軍がしたことは、夜間に敵を長々と追撃し、そのほとんどを切り倒しただけだった。

アーグラスはアルダチュールの人々に英雄として歓迎され、人々は尊敬の証としてアーグラスを聖なる盾の上に担ぎ上げた。アルダチュールの長はアーグラスにサーターの炎を灯してみるように促した。

コリマー部族が「黒い槍」の使者を送ったことへの返礼のため、竜王アーグラスがクリアワイン砦に訪れる場面にも立ち会います。
また、その後にボールドホームで「サーターの炎」の再点灯にも立ち会います。

アーグラスは祝福を受けるために“雷鳴の兄弟”を訪ね、祝福を授かった。
また、コリマー族から祝福を受けるためにクリアワインを訪れ、祝福を授かった。
それから列を成してボールドホームへ行き、かつて炎が燃えていた場所に、長らく使われていなかった香炉を据え付けた。1627年第八八日のことである。(安定の週、風の日)
アーグラスは聖なる剣を掲げて立ち、オーランスに助けを求め、王たる資格を立証したまえと声高に祈った。空の他の部分は晴れているにもかかわらず、アーグラスの頭上には雲が急速に集まり、ついには街全体が薄暗くなり、竜巻のような突風が人々に吹きつけた。それから中心の静かな部分が急速に広がり、新鮮な空気で澄みわたった。そしてドラゴンの首ほども大きな雷が香炉に落ちた。あまりのまばゆさのため人々が見ることができたのは残像だけで、あまりの大音響のため人々が聞くことができたのは神々の言葉だけだった。サーターの炎は六メートルの高さに燃えあがり、グストブランの魔法の炉で鍛えられた鉄のように白熱した。
 火花で香炉が少し溶けたにもかかわらず、アーグラスはこの出来事でほとんど火傷しなかった。これ以後アーグラスの資質を疑うものはなく、皆が歓呼して彼をサーターの王位に迎えた。アルダチュールの民、テルモリ族、ケロ・フィン族も加わった。

この怒涛のイベントラッシュを経て、サーター王国は表面上は一時的にですが安定期を迎えます。

この年と次の年、アーグラスは思案と準備に時を費やした。この間、敵は誰もあえて彼に挑もうとしなかった。彼は羽馬の女王に会うべく旅をし、数週間にわたって駆け引きをした。

 

実際のセッションというよりは、これらのイベントを前回シナリオの結末として受けたサーター王国で、この後どのような冒険を行いたいか、プレイヤーとゲームマスターとの意見すり合わせに時間を割きます。

ダンジョンズ&ドラゴンズ」のようなキャラクターレベル制のゲームシステムであれば、キャラクターの引退時期・キャンペーンの終了時期も明確に設定しやすいです。20レベルになったし、キャンペーン目標だった××を実現したから、終わりだね、と。

ルーンクエスト(RQG)」ではキャラクターはスキル制のゲームシステムで、あまり上限というものが実感しにくいので、「この流れで続けるけどイイかな?」という場を設けた、というところです。