ウィザー日記 改め ホビー日記

徒然と趣味のことを綴る雑書

グローランサの魔法_いろんな動物型コンパニオンたち

RQGではキャラクター作成時点で「一族の家宝/Family Heirloom」で「覚醒した動物」や、「Random Boons」で「動物に呪縛した精霊」を入手する可能性があります。いろんな動物がコンパニオンとして冒険者に同行することがありますが、その違いをザッくりとまとめてみましょう。

普通の動物

他の特別な動物を説明するにあたり、そもそも普通の動物とは?を説明しておきましょう。
ルーンクエスト3版では「固定INT」というルールが用意されていましたが、RQGでは単純に【知性/INT】の能力値を持たない動物が「普通の動物」と見なされるようです。
騎乗用に訓練された馬やバイソン、狩猟用に訓練されたシャドウキャット、様々な普通の動物が冒険者のコンパニオンとなり得ますが、ルール的には普通の動物です。(スターターセットにおけるヴァサナのバイソン・モロン、ナゼムのシャドウキャット・ルーリックのことです)


覚醒した動物

普通の動物に対して、知的種族と同等の【知性/INT】と【精神力/POW】を持つ動物を「覚醒した動物/awakened animal」と呼びます。動物を覚醒させる方法は多くのカルトで秘技とされています。大型動物を覚醒させるためには多量のPOWを代償とするため、一般的には小型の動物が覚醒儀式の対象となります。
覚醒した動物は寺院、あるいは特定の人物や一族との繋がりを得て、そこからの魔力を通じて知性を維持し、人間並みの寿命を得ます。
覚醒した動物は3ポイント分の精霊魔法を修得した状態で冒険者のコンパニオンとなりますが、冒険者と同様に追加の魔法を修得することが可能です。
NPCとして扱うのか、プレイヤーが演じるサブキャラクターとして扱うのか、事前にゲームマスターとの相談を通じてすり合わせすることを推奨します。
(スターターセットにおけるマカリオスの伴侶のサーペント・ウィスパーがこれに該当します)


動物に呪縛した精霊

多くの力ある魔法使いは、偵察役や護衛役として精霊を使役します。一部の精霊は物質界に具現化する魔法的な能力を持ちますが、ほとんどの精霊は肉体を持つことが出来ません。物質界で自由に行動できる肉体として、動物の肉体を与えるという方法がとられます。精霊が動物に呪縛され、結び付けられると、その動物の体を引き継ぐことになります。
覚醒した動物とは異なり、「動物に呪縛した精霊」はあくまでも精霊です。呪縛者に従属する存在であり、自由意志を制限された「使い魔」のようなものとなります。
呪縛者に命令されたとき、あるいは自分の命を守るために戦うことができますが、動物が死ぬと、呪縛されていた精霊は解放されます。
呪縛者と肉体的に接触しているとき、呪縛者と呪縛された精霊はコミュニケーションをとることができます。また、〈精霊語会話〉やその他の言語を使って、会話することも可能です。


同盟精霊

神格が助力として「同盟精霊/allied spirit」を遣わすことがあります。同盟精霊の数は限られているため、カルトで特別に認められた者に対して、普通はルーン・ロードやルーン・プリーストに対する恩寵として与えられます。器物に宿ることもあれば、カルトにとって神聖な眷属となる動物に宿ることもあります。
同盟精霊は主人となった冒険者との継続的な精神的なコミュニケーションが可能であり、呪文知識、マジックポイントやルーンポイントを含むお互いの魔法能力を使うことができます。同盟精霊と主人は互いの感覚を通して見聞きすることができ、どれだけ離れていたとしても、互いに対して呪文を使用することができます。