ウィザー日記 改め ホビー日記

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グローランサの魔法_ワイター

RQGの基本ルールに掲載されている魔法体系は「精霊魔法」、「ルーン魔法」、「魔道」の3種類です。
「ワイター(Wyters)」はそれらの魔法体系に共通した概念となります。

 

ワイターとは?

共同体の中核となる「守護精霊 (Guardian Spirit)」のことを、ヒョルトの民はワイターと呼んでいます。グローランサでは様々な文化、様々な魔術が用いられていますが、ほとんどの共同体に共通する概念です。

ワイターは共同体の守護精霊です。それは、特別な権限と能力を授けられた、その共同体の指導者と構成員につながっている魔法のような存在です。
ワイターと結びつく共同体は様々であり、村、軍の連隊、寺院、氏族、部族、そして都市、すべてに関連しています。
情熱(パッション)が結ばれた共同体はいずれもワイターと結びつきます。ワイターは共同体にとって強力な力の源であり、最も貴重な宝でもあります。
共同体が存在しなくなれば、ワイターとの絆も失われます。
ワイターを失えば、共同体も保てなくなります。
共同体の構成員は他の共同体に移ったり、去ったり、おそらくその地を離れるでしょう。
個々のワイターの起源はさまざまです。
ワイターには死んだ英雄の精霊、地霊、神の子供たち、人工の精神的被造物、絶滅した精霊の魂、知恵あるエレメンタル、そして他の多くの可能性が含まれます。
起源が何であれ、これらの不思議な存在は、ヒーロークエストを通じて、精霊と共同体を結びつける絆を得てワイターとなります。

 

ワイターの能力は?

・ワイターは共同体を代表する人物1人と絆を得る。ワイターはその指導者と直接コミュニケーションをとります。指導者はワイターがあたかも同盟精霊であるかのように、その範囲内の場所に移動し、物事を知覚し、呪文を唱えるなどの方法でワイターに指示することができます。
・ワイターは何らかの憑代に宿る必要があります。神像や塚、あるいは武器や動物のようなより小さな物、あるいは連隊の軍旗など、世俗的な世界では特定の神聖なものに居住しなければなりません。
・ワイターは、繋がりを得ているワイターの指導者が知っているルーン呪文や精霊魔法を投射することができます。ルーン呪文を唱えるとき、ルーンポイントの代わりにPOWを消費し、成功のチャンスはそのCHA×5に等しい。
・ワイターは、物質界の憑代からある程度の距離まで離れることができます。
・ワイターは、それを共同体にもたらしたヒーロークエストの内容に応じて、1つまたはそれ以上の精霊の特殊能力を有しています。これらの能力は、POWを消費することで発動されます。
・ワイターはマジックポイントを自然回復することができません。共同体はワイターへの礼拝儀式を通じて、共同体の構成員がマジックポイントを捧げることで回復することができます。
・共同体のメンバーは、その共同体と情熱(パッション)を交わす必要があります(例:忠誠/氏族、忠誠/部族、など)。
・ワイターは、共同体の規模と歴史に基づく上限まで、その構成員から捧げられたPOWを受け取り、ワイター自身のPOWを高めることができます。ワイターのPOWが0まで減少した場合、そのワイターは消滅し、コミュニティはもはや存在しなくなり、結束を失い、自然に解散します。そのコミュニティに関連するすべての情熱(パッション)は失われます。