RQGではキャラクター作成時点で「一族の家宝/Family Heirloom」で「マジック・クリスタル」や、「ランダムな恩恵/Random Boons」で「精霊が呪縛されたアイテム」を入手する可能性があります。
それらの呪縛アイテムの効果を簡単に整理してみましょう。
そもそも、精霊の呪縛とは？
グローランサで冒険者たちが普段活動している世界は「物質界」です。肉体を持つ生物たちが主な住人たちであり、多くの生物は肉体を失うと「異界」へと赴きます。
多くの精霊は異界に属する存在であり、本質的には物質界に留まることが出来ません。
魔法的な束縛として「呪縛/Binding」を行うことで、物質界に精霊を留めることが可能になります。
グローランサの冒険者たちは、精霊を呪縛しておくことで、いざというときに精霊の助けを得ることが容易となります。
呪縛した精霊から得られるものは？
マジックポイント：呪縛者が魔法を使用するために、精霊のマジック・ポイントを使用することができます。
呪文の知識：呪縛者は精霊が覚えている精霊魔法を、呪縛者が知っているかのように使用することができます。
精霊が他に出来ることは？
精霊自身が魔法を使用する：精霊自身の魔法発動能力を用いることもできます。呪縛アイテムの使用者は指示するだけで良いので、戦闘中や切羽詰まった状態ではアクション数が増えるようなもの、大変お得です。
呪縛アイテムから解放する：精霊戦闘で相手のマジックポイントを削って憑依する、といった特殊な行動を行わせるためには、呪縛アイテムから解き放つ必要があります。
(POWが高く呪文を多く知っている)強力な精霊を呪縛することができれば、冒険者の魔法的な能力が底上げされるので、ゲームシステム的には有効活用したいルールです。
なにより、精霊を呪縛して使役する、それだけでも格好いいですよね？!
呪縛できる精霊数の制限
ただし、精霊の呪縛については制限もあったりします。
一度に呪縛できる精霊に上限数：呪縛者の【魅力/CHA】能力値に応じて上限数が設定されます。普通は3～4体、多くても6～7体までといったところです。
呪縛者が死亡すると精霊は解放：精霊を器物に呪縛するために、呪縛者の生命エネルギーを常に必要としている設定がRQGでは追加されました。呪縛者が死亡すると、呪縛されていた精霊は解放されてしまいます。
参考としたQ&A
For spells that require some sensory input (Bladesharp on a weapon, Befuddle on someone), they can get this from the person holding the item, so once again no releasing nor spirit control required?
Yes, see above.
呪縛アイテムの使用者の知覚情報を得ることができるので、精霊を呪縛したまま《鋭刃》や《惑い》を使用させることができる様子。
If my character has bound a spirit and it knows a spell that I want to use, who’s POW is used to cast the spell – my character’s or the spirit’s?
Same question for an allied spirit
The adventurer’s POWx5 is used if the adventurer is casting the spell. If the spirit or allied spirit casts the spell, its their POWx5.
精霊自身が精霊魔法を発動するときも、POWの5倍判定が必要となります。
POWが一桁の弱い精霊を呪縛した場合、発動そのものが覚束ないということもありそうですね。
Also, would this be classed as my character’s action for the round, or can the spirit cast the spell independently?
The adventurer would need to tell the spirit what to do, but assume that is near instant. However as usual, if the adventurer was unprepared, I would make the spirit unprepared too.
ちなみに呪縛した精霊に魔法を使わせるために、呪縛者が指示を出すのは即時ということ…このQ&A裁定はプレイアビリティを重視したものとしてプレイヤーは喜んでましたね。
